若者の海外旅行離れって本当?

何度もいいますが、若者の旅行離れは間違い!

最近はさすがに下火になってきましたが、一時期盛んに喧伝された「若者の○○離れ」。確かにさまざまな業界で、若年層の利用者数やマーケットに占めるシェアが、以前に比べて下がっていたのは事実です。下記のインフォグラフィックでも、海外旅行者に占める若者(ここでは20〜24歳を若者とします)の比率は、1995年12.63%と比較して、2010年には6.82%と、ほぼ半減(スーツケースの部分です)。実数では、ピークである1996年の201万人に対して、113万人と、かなり減っています。現場の感覚として、以前は顧客の7、8人に一人いた若者が、14、15人に一人にくらいに減っているのですから、「若いやつ減ったなあ!」「近頃の若者は旅行しないのかなあ」と感じるのは仕方ありません。

しかし実際のところ、若者のうちで1年間に海外旅行をした人の比率は、1995年の約20%に対して、2010年は約18%。ピーク時に比べればやや減少しているものの、依然として高い水準にあったのです。にもかかわらず、なぜこのような急激な若者のシェア低下があったかというと、単純に若者の数が減ったから。グラフィックの一番下、日本の人口に占める若者の割合が、1995年の約8%に対して、2010年は約5%に減っているからです。そう、いうなれば「日本人の若者離れ」です(普通は高齢化と言います)。

さて、下記のインフォグラフィックスは2013年に発表したもので、2010年の統計数字を元にしていますが、最新の2014年の統計によると、若者の出国者数は1,195,161人とわずかながら増加。海外旅行者全体に占める若者の割合も7.07%と2010年より若干改善。若者のうち、1年間に海外旅行をした人の比率も19.3%と、ピーク時に近づいています。そう、若者は依然として旅に前向きであることをわかっていただけたでしょうか?

 

画像:何度もいいますが、若者の旅行離れは間違い!

この記事に関するタグ

話題の記事