つぶやきが支援になる。「FUKKO ONE TEAM」と「旅リスト」が全力コラボ!

地震や台風など、近年、日本各地で私たちの生活を脅かす災害が引き続いています。昨年は15号、19号、21号と度重なる大型の台風により、関東・東北地方がかつてない被害に見舞われました。この台風により被災した14都県を支援するために結成された「FUKKO ONE TEAM」と、トリップアドバイザーの旅リストが連携するユニークなプロジェクトがスタートします。

このプロジェクトを運営するのが、一般社団法人「FUKKO DESIGN」。「⺠間ビジネスの力を結集し て新たな”復興”をつくる」を活動テーマに、新しい支援のカタチをトータルにデザインすることを目的に設立された「FUKKO DESIGN」の代表理事であり、NHKエンタープライズでプロデューサーとして活躍する河瀬大作氏に、同会の活動や今回のプロジェクトについて伺いました。

FUKKO DESIGN 河瀬大作代表理事

それぞれの“思い”に合わせた復興支援をデザイン

—–FUKKO DESIGNを立ち上げたきっかけは?

ずっとテレビの仕事をしてきて、2011年3月の東日本大震災では被災直後の現場へ入り、取材をしました。たくさん撮影してテープを編集し、放送するというのは、事実を伝えるためにとても重要な作業なのですが、「もっと何かできないか」というモヤモヤした思いが、少しずつ胸に溜まっていたんです。


そこでひらめいたのが、広告代理店やWEBデザイン会社といった、得意分野の違う仲間たちと手を取り合うこと。会社内の縦軸ではなく、横軸で力を出し合ったら、よりクリエイティブかつ有意義な活動ができると思ったんです。

—– どんな組織ですか?

僕のように「被災地のために何かしたい」と感じながらモヤモヤとしている人が集まった有志連合ですね。災害が起きたとき、泥かきのボランティアに参加できる人ってスゴイですが、なかなかハードルが高いですよね。でも、みんな何かしたいと思っているはずなんです。


そこで、“思いのある人”がつながる箱を用意するのが、FUKKO DESIGNの役割だと考えています。僕はよく、「関係人口を増やそう」と言うんですが、インターネットで情報を拡散したり、どうやったら人が行動するのかを想像したりしながら、“この指とまれ”の指になれたらいいなと思っています。そして指をたくさん立てることによって、多くのみなさんに関わっていただき、さまざまな形での復興支援をデザインできたら嬉しいです。

復興支援といっても、特別なことではなく、「〇〇のラーメンが美味しかった」「〇〇のゲレンデはスノボに最高」なんてTwitterで発信するだけでも、現地の人たちは喜んでくれるはずです。

 


—– 反響のあった活動は?

2019年6月の山形県沖地震で、鶴岡市大山地区の4つの酒造所が大きな被害を受けたんです。運良く割れずに残ったボトルも、ラベルを貼る前で銘柄が分からないものや、王冠が潰れて売り物にならないものがたくさんありました。そこで、現地の有志と共同で、日本酒応援プロジェクトを立ち上げたんです。

庄内地方には「もっけだの」という方言があり、「ラッキー」や「ありがとう」を意味しています。そこで、中身の分からない瓶は開けたら大吟醸かもしれないラッキーボトルとして「もっけだの鶴岡」をラベリングし、王冠が傷ついた瓶は地震でも倒れなかった「もっけだの王冠」とネーミングしました。どちらも震災を乗り越えたプレミアムなお酒としてSNSで情報を発信すると、瞬く間に完売したんです。現地の方には、とても喜んでいただきましたね。

また、現在のプロジェクト「FUKKO ONE TEAM」につながるのが、2019年の1月と8月に企画した「FUKKOツイート旅」です。きっかけは、2018年9月の北海道胆振東部地震によって北海道への観光客が減っていると知り、現地へ飛んだことです。北海道では、景色はきれいだし、ご飯はおいしいし、人は生き生きとしているし、とにかく感動しっぱなしだったんです。ところが、深夜に東京へ戻り電車に乗ったら、サラリーマンのみなさんが、疲れ果てた顔つきで吊り革につかまってるんですね。それを見て「そうだ、この人たちも北海道に行けば元気になるし、現地の人も喜ぶはず」と思ったんです。


そこで始めたのが、「FUKKOツイート旅」です。「#北海道のここがえーぞ」のハッシュタグをつけて、景色でも食べ物でも北海道の魅力をツイートしてもらうという企画です。多くの著名人がインフルエンサーとして参加したこともあり、ハッシュタグが世界5位にトレンド入りするほど反響がありました。これからツイートをまとめて本にする予定なので、北海道旅行に欠かせない1冊になると思います。

楽しんで笑顔を広げることも支援。14都県「FUKKO ONE TEAM」


—– FUKKO ONE TEAMの企画内容を教えてください。

2019年の台風で被害を受けた14都県(※)を応援するプロジェクトです。企画のひとつに「FUKKOツイート旅 in 14都県」があり、ハッシュタグ「#2020ここは行くべき14 都県」をつけてTwitterに投稿するだけで、ONE TEAMの一員として参加できます。

※2019年に台風被害を受けた岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県



投稿の内容は、被災地を実際に旅して感じたことはもちろん、過去に行ったスポットの紹介でも構いません。糸井重里さんや土屋敏男さんといった著名人をはじめ、全国のご当地キャラも参加しますので、にぎやかな企画になるはずです。トリップアドバイザーにもアカウントを作成し、著名人の訪問場所は「旅リスト」で共有しますので、ぜひチェックしてくださいね。


さらに、東京で14都県の特産品を買ったり食べたりできる「FUKKO 市場」の開催も予定しています。これはローソンの都内一部店舗や、大手町・丸の内・有楽町の「バスあいのりマルシェ」、ヤフーが運営する「エールマーケット」、伊勢丹新宿店本館地下1階の食品売り場などで、被災地の商品を購入したり食べることができるプロジェクトです。これなら現地に実際に行かなくても被災地の支援が可能となります。


—–トリップアドイザーのユーザーに向けて一言!

一般的な観光スポットの情報って、多くのメディアから一通り出尽くした気がするんですね。だからこそ、これからは旅好きのコアな視点がウケる時代だと思っています。頑固オヤジの食堂とか、おもしろ看板を探す旅とか、旅の手練れのみなさんから、ユニークな情報を教えていただくのが楽しみです。

復興支援は簡単な課題ではありません。そして、みなさんが“好き”という気持ちで動かない限り、継続することはできません。まずは、旅を心から楽しんでいただきながら、ONE TEAMの一員として、「#2020ここは行くべき14 都県」に投稿していただけることを願います。日本を一緒に盛り上げましょう!

「FUKKO ONE TEAM」

一般社団法人FUKKO DESIGNが、2019年秋の大型台風で被害にあった14 都県の魅力を訴求する経済産業省受託事業のひとつ。「そのすべてが支援になる。」をキーワードに、被災地に“行く”、魅力を“広げる”、産品を“買う”、情報を“知る”といった関わりで支援を目指します。



FUKKOツイート旅 in 14都県とは

ハッシュタグ「#2020ここは行くべき14 都県」にて、14都県の魅力を発信します。一般の方でも自由に投稿ができるほか、著名人やインフルエンサーが実際に旅して各地の魅力を発信。その内容はトリップアドバイザーの「旅リスト」にまとめます。糸井重里氏や土屋敏男氏をはじめ、多くの著名人やインフルエンサーが参加。また、全国のご当地キャラも登場し、活動をサポートします。詳細は公式サイトをご覧ください。
FUKKO DESIGN ONE TEAM

この記事に関するタグ

話題の記事