芭蕉の世界を体感したい! 蝉時雨を求めて山寺へ

閑さや 岩にしみ入る 蝉の声

この有名な句は、江戸時代の俳人、松尾芭蕉が紀行作品「奧の細道」の中に収められており、芭蕉が山寺の別称を持つ立石寺を訪れた際に詠んだものだと伝えられています。

様々な解釈がありますが、澄み切った蝉の鳴き声がひっそりとした静かな山寺を満たすような、自然と風景、空間の美しさを見事に詠んだ芭蕉の最高傑作のひとつ。

山寺があるのは、山形県山形市。山あいにひっそりと佇む山寺駅に降り立つと、山肌にへばりつくようにいくつものお堂が見えます。これは、貞観2年(860)、第三世天台座主慈覚大師円仁が開いた、天台宗の御山。実は、山寺というのは通称で、正確には宝珠山立石寺といいます。急峻な山を登り心を清める修行の場として、東北一の霊山として崇められてきました。辺りは深い山々に包まれ、幽玄な雰囲気が漂う霊山ですが、現在は一般客も1000段余りの石段をのぼり、参拝することができます。

約33万坪の広大な境内には大小30の堂塔が残されています。

hannibal0218さんの投稿写真

鬱蒼と木々が生い茂る参道をひたすら登ります。梅雨に入れば緑は一層、色濃く輝きます。

ハイダウェイさんの投稿写真

芭蕉が句を詠んだであろうと思われる場所に石の塚(せみ塚)が立っています。

oriondriftさんの投稿写真

しばし足を止めて、辺りを包み込む清々しい緑やセミの鳴き声を感じましょう。山道で汗ばんだ頬に、すっと爽やかな風が駆け抜けるようです。

ハイダウェイさんの投稿写真

せみ塚を後にし、階段をひたすら上ります。息もあがったころ、ようやく終点、奥之院に到着です。

ハイダウェイさんの投稿写真

急峻な岩肌に建てられたお堂が見えます。かつては修行のためにお堂に登る途中、誤って転落し命を落とした僧も多いそうです。

honu8279さんの投稿写真

奥の院から少し行くと立石寺を開いた慈覚大師円仁を祀るお堂開山堂があります。彫刻が見事なのでぜひ注目を。

まーさんさんの投稿写真

開山堂から少し登ると、山寺随一の絶景スポット、五大堂へ到着。断崖にあり、空中に浮いたような造りになっています。

ハイダウェイさんの投稿写真

眼下に広がるミニチュアのように町。様々な煩悩から解放されていくような、清々しい気持ちになります。帰りは石碑などを見ながらゆっくりと階段を下りましょう。

ハイダウェイさんの投稿写真

下山後の楽しみは、門前町でのお食事タイム。山形名物のの板そばはいかがですか?

67design_labさんの投稿写真

ますます緑が濃くなり、鮮やかさを増す山寺。心の洗濯にでかけてみてはいかがでしょうか。

トレッキングを兼ねて山寺に行きましたが、御朱印も6箇所で頂き、竹林や岩壁、そして五大堂からの景色、そして板そばと思ってた以上に楽しかったでした。今度は秋ぐらいに来たいと思います。67design_labさんの口コミ
 奥ノ院まで行くには約1000段の階段を登ります。1歩1歩踏みしめながら登ることで修業になるといったことが書かれていました。3才の子供を連れていったのですが、弱音を吐くことなく登りきりました。やはり奥ノ院までの登ると景色も良く、すがすがしかったです。67design_labさんの口コミ
松尾芭蕉が訪れた山寺に行きました。300円の入場料を支払ってずっと続く階段を登ります。結構しんどくてちょこちょこ立ち止まっては登って行きました。一番の目当ては五大堂。お天気も抜群に良かったのでとっても素敵な景色が見れました。ガイドブックには山形随一の景色、と掲載がありましたが納得です。見渡す限りの緑と山寺ふもとの町が見れます。登りに比べて降りはあっとゆうまです。降りたところには売店があり、そちらでさくらんぼソフトクリームと玉こんにゃくをいただきました。美味しかったです。立ち止まると私も主人も膝がわらいました。67design_labさんの口コミ
うっそうとした木立の中、石段を一段ずつ上っていく大変さはありますが、たどり着いた時の達成感と、景色の良さに感動します。 足腰の悪い方はちょっと大変かも知れません。cmkalohamomさんの口コミ
あいにくの雨で登るかどうか迷ったが、せっかくだから、とカッパを買って頂上へ。 結果、正解。 尾根や谷間に薄く雲が湧き、穏やかに煙った景色が楽しめた。 また他に誰もいない時間が多く、雨音だけのとても静かな時間が過ごせた。 カッパと足元さえ濡れないように用意しておけば雨の中もまた最高の時間だった。kkkiyoさんの口コミ

冒頭の芭蕉の句が詠まれたのは、1689年の旧暦5月27日。現在の暦に置き換えると2015年は7月12日頃となります。ぜひ、その時期に松尾芭蕉と同じ体験をしに、山寺を訪れてみてはいかがでしょうか。

この記事に関するタグ

話題の記事