武漢を起点に三国志「赤壁の戦い」の舞台を巡る旅

日本にもたくさんいる三国志ファン。書籍や漫画、ゲームで三国志に親しんでいる人が多いと思いますが、三国志の舞台に旅してみようという人は少ないかもしれません。そこで武将たちが覇権を争って戦った中国へ、三国志リアルを体感する旅に出てみませんか?

湖北省 武漢を起点に三国志の舞台を訪ねる

三国志のハイライトとなる歴史的な場所が数多くあるのが長江中流域に広がる湖北省。その中心都市が武漢です。2016年4月からANAの直行便がデイリー就航し、一気に身近になる武漢は起点の街として最適。週末を利用して三国志の舞台をめぐることだって可能です。

Chatchawan Sさんの投稿写真

こちらは武漢随一の観光地である黄鶴楼からの眺め。黄鶴楼は、呉の孫権が物見櫓を置いたのが始まりとか。長江を中心に広がる風景を、曹操、劉備、孫権も目にしていたのでしょうか?

武漢では一番有名な観光地で歴史ある楼閣です。今の建物は1985年に再建されたものだと聞きましたが、それでも十分歴史を感じました。かなり高いので武漢の市街地が一望できて長江のおかげで発展してきたことを窺い知ることができます。8月に行きましたが武漢は中国三大釜戸と言われる暑いところです。夏場は避けたほうが賢明です。ギンさんの口コミ

「赤壁の戦い」が繰り広げられたのがここ。三国赤壁古戦場

中国大陸の北半分をほぼ手中に収めた曹操が、中国統一を果たすべく軍勢数十万を引き連れ劉備、孫権の連合軍と戦い、大敗を喫したのが赤壁。魏、蜀、呉の三国時代が始まった場所といえます。三国志のハイライトでもあり、ジョン・ウー監督の映画『レッドクリフ』でも有名です。

Hermit-Liangさんの投稿写真

赤壁古戦場は整備され、赤壁の戦いを解説する博物館や呉の周瑜の石像などがありますが、目玉となるのは「赤壁」の文字を刻んだ長江の岸壁。1800年前、歴史が動いた瞬間をこの岩が見守っていたのかと思うと、かなりこみ上げてくるものがあります。

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Hermit-Liangさんの投稿写真

赤壁は武漢の南西約100kmのところにあります。電車やバスを乗り継いでいく方法もありますが、武漢から車をチャーターしていくのが一番手軽です。所要時間は約2時間30分。

いくつかのみどころが区内にあつまっている、観光パークのような感じです。拝風台や桃園の誓いの劉備・張飛・関羽の像や、赤壁などが見どころでしょうか。赤壁のところまでは片道30分くらいかかります。園内は結構階段なども多いです。赤壁は、現地ガイドの話によると、川の水量が多いときは赤壁の文字が見れないこともあるとのことでした。今回はばっちり見られました。とみー東京さんの口コミ

武漢中心部のホテルから車で3時間半ほどかかりました。市内は工事が多く、渋滞してましたが、その後はずっと高速道路です。前日にホテルでタクシーを頼みましたが、エアコンなしの車で窓全開。暑いし風に当たりっぱなしで結構疲れます。料金は高めの1200元/1台でした。名勝風景区ではありますが、テーマパークになってしまいそうです。入口付近は映画『レッドクリフ』のテーマ音楽が流れており、中に入ると映画のセットのような船が出来つつありました。入口から直進方向に歩いて行って、小さい博物館や周喩の像など、一通り見て歩いたあと、最後に「赤壁」(…と岩肌に書いてある)に出ます。敷地が広いので、見て回るのは2時間くらいみた方がいいと思います。kanntakanさんの口コミ

劉備と諸葛亮が出会う「三顧の礼」の舞台、古隆中

劉備と諸葛亮(孔明)が出会ったのが、襄陽市にある古隆中(こりゅうちゅう)。諸葛亮が隠棲していた場所で、劉備が彼を軍師として招くためにここを3回訪ねたという「三顧の礼」で知られます。
歴史の教科書にも出てくるこの地は、諸葛亮が暮らしていたという草庵を中心に観光地として整備されています。

gaopangさんの投稿写真

襄陽市は武漢から車で約4時間30分の道のりです。

敷地内は綺麗に整備されており、三顧の礼が行われた場所もしっかりと保存されています。当時を再現している壁や樹木などが生えており、三国志好きであれば一度訪れる価値ありですね。三国志に興味ない方にとっては、広いだけで、よく分からない空間かも知れません。私はぎりぎり高校時代に読んだ内容を思い出した程度です。hirochina2014さんの口コミ

関羽ゆかりの荊州の古城

劉備に仕えた武将関羽は、義に厚いことから民衆に人気があり、今では神格化されているほど。横浜・中華街にある関帝廟の神様も関羽です。
その関羽が築いた城が、この荊州市にある荊州古城。三国時代には「戦場の要塞」と呼ばれ、勝利を決める重要な土地だったそうです。
17世紀の明代に造られた高さ9m、幅10mもの城壁が約10kmに渡って城を囲み、現在は公園がある憩いの場所となっています。

ROCruiserさんの投稿写真

荊州までは武漢から車で約5時間。中国大陸の大きさを改めて感じるとともに、この広大な土地を舞台に覇権を争った武将たちのスケールの大きさに驚かされます。

城壁の上をぐるっとまわってあるけます。あまり広くないですし、城壁は高くないので、景色は普通です。城壁の上には三国志ゆかりの人物の像がいくつかあって、三国志好きにはたのしい場所だと思います。チケット売り場の近くに公衆トイレがあって、有料でしたが、ここのはきれいでした。城壁の中の広場では、馬と、三国志の格好をして写真を撮れるようです。とみー東京さんの口コミ

おまけ 武漢で立ち寄りたい三国志スポット

武漢にある湖北美術館。おもにモダンアートを中心に多くの作品を収蔵する美術館ですが、三国志ファンが押えるべきポイントは館外にある関羽と諸葛亮の像。
車と比較すると、その大きさがわかります。

henryyumeyaさんの投稿写真

博物館のとなりの大きな美術館です。たくさんの人が住んでいるだけあって展示品もよいが、なんといっても美術館の外にある関羽と孔明の大きな像が気に入った。そういえば孔明の出身地ってこの辺ですよね。三国志ファンとしてはこれが見られただけで今回の旅が満足なものといえるほどでした。henryyumeyaさんの口コミ

ここに紹介した以外にも、荊州の南西にある当陽市にも「長坂坡の戦い」の舞台や関羽を祀った「当陽関陵」 など三国志ファンにはたまらないスポットがあります。
歴史ロマンを肌で感じる三国志ゆかりの地めぐり。いつかきっと訪れたい旅先に新たなリストが加わりました。

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