常滑焼きに有田焼きに益子焼き……焼き物・陶芸の街散歩!

焼き物好きの人たちが多数訪れる、陶芸の町は全国に多数あります。作品にうっとりしたり、体験や買い物をしたりと、町をぐるりとめぐって陶芸にじっくりふれる欲張り旅が楽しめます。ここでは、おすすめの焼き物の町を3つご紹介します。

常滑焼(愛知県常滑市)

巨大招き猫、とこにゃんが待つ愛知県常滑市。常滑焼は日本六古窯のひとつに数えられ、その発祥は、平安時代末期まで遡るといわれています。茶の湯、生け花用品で栄えたのち、明治時代以降は、土管や洗面器、便器、タイル等へ主力製品が移っていきました。原料に含まれる鉄分で赤く発色させているのが特徴です。

レトロな風景をゆく「常滑やきもの散歩道」を歩こう

さすが、焼き物の街! 「やきもの散歩道」という観光コースがあり、人気を得ています。迷路のような路地を進みながら、焼き物の街の風情を満喫できる散歩道です。約1時間かけて歩くコースの、代表的なスポットをご紹介します。工房やギャラリー、雑貨店をはじめ、休憩におあつらえ向きの食事処や喫茶店も点在しているので、街をまるごと楽しんで。

saruko723さんの投稿写真

陶磁器はもちろん、雑貨や創意工夫された食事処、おしゃれな喫茶などで秋の1日を楽しめました。随所にトイレや迷わないように案内目印があり、どこのお店もスタッフの方が親切で配慮がいきとどいていました。やきもの好きには特にお勧めです。ロン大阪さんの口コミ
昭和にタイムスリップした感じ。招き猫の陶芸品があちこちにあり、のんびりとした雰囲気。慌ただしい日常から解放されて、ゆっくり時間が過ぎていく。何の目的も持たずにただ散歩するのもなかなかです。coltraumさんの口コミ

壁や地面にも陶磁器!? 坂道にも注目

やきもの散歩道の代表的な風景ともいえる「でんでん坂」。壁には焼酎瓶、道には陶器の廃材を使った、実に個性的な景観が広がっています。坂のすぐ脇にある「廻船問屋 瀧田家」は、1850年頃建築された建物を復元した常滑市指定有形文化財の民家で、こちらもぜひ立ち寄ってみては。さらに進むと「土管坂」が現れます。上り坂の左手壁面には、明治時代に作られた土管が一面に使用されています。

かめちゃさんの投稿写真

かめちゃさんの投稿写真

坂道や階段が多かったですが、土管坂まで行くと、ここまで来て良かったと感動しました。土管で埋め尽くされている道は、とても雰囲気があり素敵で写真スポットに最適でした。ヒロ0604さんの口コミ

yukihiromiyaさんの投稿写真

庭まで含めて空間を生かした景色。 生活空間でありながら、立ち止まって外の景色まで視線を投げかけて見ても、作った人のセンスがわかる。yukihiromiyaさんの口コミ

 歴史ある窯見学と絵付け体験もオススメ

コースの中間地点にあるのが「登窯広場」です。ここに建つ「展示工房館」には、大正10年に作られた窯があり、窯の中まで見学できます。絵つけ体験ができる工房スペースもあるので、旅の思い出にオリジナル作品を作ってみては。

かめちゃさんの投稿写真

常滑焼上り窯の傍にある登窯広場 展示工房館、常滑焼の歴史や作り方などが分かりやすく展示されています。展示工房館の前の広場には斬新なデザインの大型の常滑焼が飾られていて、常滑焼の奥の深さを立体的に感じる事が出来るスポットです。sararymanxさんの口コミ

中にはやきものの窯の展示や休憩所があって、無料で入場できました。ちょっとしたお土産品の購入もできます。登り窯広場の横には実際に使われていた登り窯も残っています。かめちゃさんの口コミ

その隣には、近代化産業遺産に認定されている登窯、「陶栄窯」があります。1887(明治20)年に築かれたもので、国指定重要有形民俗文化財となっています。

ynotfoevacさんの投稿写真

saruko723さんの投稿写真

やきもの散歩道Aコースの13番看板近くにある登窯です。煙突、まきを入れる焚き口、製品を入れるスペースなど、あまり見ることのできない登り窯の構造を一通り見学できます。ynotfoevacさんの口コミ

とても貴重ですばらしい登り窯跡です。ただ、興味がない人にも、裏に回って見上げる10本の煙突、そのあたりの風景はタイムスリップしたような不思議空間で癒されます。くまたさんの口コミ

コース後半は、時代とともに使われなくなった煙突や窯、工場が残る街並みを歩きます。最も陶器製造が盛んだった、昭和初期の面影が、色濃く残っています。現役の工房やギャラリーが集まっているエリアでもあるので、散策の〆におみやげ選びはいかが? 陶芸体験を行っている窯もあるので、要チェックです。

h_sachieさんの投稿写真

かめちゃさんの投稿写真

コース散策を終えたら、「INAX ライブミュージアム」へ

常滑駅から徒歩約6分、「常滑やきもの散歩道」コースから少し離れた所にありますが、足を伸ばす価値アリ! な施設です。約1000点の美しい装飾タイルが展示されている「世界のタイル博物館」、陶器を使った体験教室が楽しめる「陶楽工房」など、タイルと陶芸に関する6館が揃う体感型ミュージアムです。「窯のある広場・資料館」では、近代化産業遺産に登録されている大正時代の窯と建物、煙突が保存されています。窯の内部を見学できるほか、染付古便器や土管なども展示されています。

ブルービリーブさんの投稿写真

想像以上に見応えがありついつい長居してしまう、ここはそんな施設です。タイルの組み合わせの織り成す美しさに心を奪われたり、金の便器や陶器の小便器小便器小便器とそれが並ぶ様に思わず吹き出したり、巨大土管をくぐってみたりフロントスタッフKさんの口コミ
小さな施設が点在していて、それぞれがテーマを持っていてどこに行っても面白いです。各施設に入館料が必要ですが共通券を買えばどこでも行けちゃいます。

家族で来たら”光るどろだんご”やタイルアートをやって楽しめますし、一人で来ても世界のタイル博物館行けば世界中のタイルの作り方・芸術を学ぶことができます。demes87さんの口コミ

「世界のタイル博物館」は、このジャンルでは国内唯一の博物館。臨場感あふれる展示でいっぱいです。建物の中の壁一面を埋め尽くす装飾タイルの美しさに、うっとり見とれてしまいます。

h_sachieさんの投稿写真

ブルービリーブさんの投稿写真

古来から世界各地で作られたタイルを展示してあり、興味深いです。ブルーを基調としたイスラムのドーム天井やメソポタミアのタイル壁は息を飲む美しさ。タイルの歴史や製法まで学べる秀逸な博物館でオススメです。oyabun21さんの口コミ

有田焼(佐賀県有田町)

有田町は、日本で初めて磁器が焼かれた地です。有田焼は、透き通るような白磁に繊細で華やかな絵付けが施された優美な姿が特徴です。伊万里港から輸出されていたことから、「伊万里焼」とも呼ばれています。有田駅の周辺には、やきものスポットが目白押し。また、登り窯を築く耐火レンガの廃材、トンバイなどを利用して作られた「トンバイ塀」が残る裏通りは風情たっぷりです。

rion5230さんの投稿写真

有田を代表する窯元「源右衛門窯」

260年あまりの歴史をもつ、窯元です。古伊万里様式を継承しながら、現代的なアレンジを加えた作品は一見の価値あり。洗練された文様と独特の雰囲気で、人気を集めています。工房見学のほか、アジアやヨーロッパに輸出された古伊万里の逸品が揃う「源右衛門窯 古伊万里資料館」もぜひ。

おとぅさんさんの投稿写真

おとぅさんさんの投稿写真

おとぅさんさんの投稿写真

日本庭園のなかに大きな窯と工房があり、実際に職人さんがろくろや絵付けを行っている。静かな緊張感のある空間での見学は貴重な体験。本館では、展示・即売がなされているが、いいものは(値段も)いいと実感。ばふさんの口コミ

展示室前の手洗い器や傘立は有田焼で何気なく置かれていましたが、買えば何十万円もする物です。
展示室の中はまさに美術館のように、綺麗な有田焼の作品が品よく展示されていました。 おとぅさんさんの口コミ

「有田陶磁の里プラザ」でおみやげ選び&休憩しよう

20軒以上の店舗が並ぶ有田焼のショッピングモールです。普段使いの食器から、高級美術磁器に至るまで、多様な有田焼が揃っています。食事処、休憩所も完備されているので、ひと休みしつつおみやげ選びをするのに最適なスポットです。679個の茶碗が使われている「茶わんみこし」の展示もお見逃しなく。

GGHollidayさんの投稿写真

GGHollidayさんの投稿写真

GGHollidayさんの投稿写真

有田焼専門のショッピングモールで、20店以上ありとても見きれませんでした。ありとあらゆる有田焼があると言われましたが、その確認も出来ないくらい店があります。一店毎も広く、じっくり見ると一つの店でも時間がかかります。焼きもの好きにはたまりません。112Artilleryさんの口コミ

各店舗ともかなり広く、様々なテイストの器を探すことができます。商品によって2~3割引で購入できるところもあり、見比べてから決めたい人にはオススメです。かなり大型の高額な商品もあり、見るだけでも楽しめます。harunatsuakifuyuさんの口コミ

有田焼のコーヒーカップで飲める! 「ギャラリー有田」

店内にずらりと並ぶ約2000客のコーヒーカップから、好きなものを選んでホットドリンクをいただくことができます。有田名物「ごどうふ」やご当地グルメ「有田焼五膳」は必食。

薩摩大使さんの投稿写真

BD1ライダーさんの投稿写真

BD1ライダーさんの投稿写真

店の中には一面に有田焼のコーヒーカップが。自分の好きなカップを選んで飲み物を楽しめる。美しいカップばかりでとても優雅な気分でモーニングを過ごすことができた。売店も併設されていて、有田焼が多数陳列・販売されていた。薩摩大使さんの口コミ

「ごどうふ」は葛を使用した豆腐で胡麻豆腐の胡麻なしの感触です。「ごどうふ」には少し甘い胡麻みそがかかっているので、おかずよりはプリンみたいです。他に一口クリームコロッケ、野菜、サラダなどの小皿があってヘルシーです。BD1ライダーさんの口コミ

意外な有田焼も見られる「佐賀県立九州陶磁器文化館」

からくりオルゴール時計が見事! 30分ごとにからくり仕掛けのボールサーカスショーが始まります。時計内部の歯車、振り子、文字、子供達の人形など、すべてが有田焼でできているというから驚きです。

MaGuShiIさんの投稿写真

トラベル08さんの投稿写真

MaGuShiIさんの投稿写真

土産物屋や窯元の多い有田にあって、焼き物の製造方法や種類、歴史の全般を系統的に観ることのできる場所。しかも、価値のある本物の陶磁器を目の前にしながら学習できるのだから、焼き物の町有田に相応しい博物館。特に、柴田コレクションが素晴らしい。zukumさんの口コミ

60cmくらいの皿一面にだまし絵があって感心しました。また大陸から日本へ伝わった有田焼、古伊万里など、飽きることはありません。
正面にはオルゴール付きの巨大な焼き物のからくり時計が迎えてくれます。
トイレの表示が陶板になっていてさすがと感じました。MaGuShiIさんの口コミ

陶石の採掘場「泉山磁石場」へ行ってみよう!

窯元やギャラリー、トンバイ塀がある裏通りなどの焼き物スポットが並ぶ通りを抜けてしばらく歩くと、「泉山磁石場」にたどり着きます。ここは、有田焼の原料となる陶石の採掘場です。明治時代初期に朝鮮人陶工・李参平により発見され、日本の陶磁器の歴史が始まりました。現在はほとんど採掘されていませんが、有田焼の歴史を作ってきた現場です。有田駅から徒歩45分程度かかってしまいますが、ぜひ訪れたいスポットです。

宮崎隊長さんの投稿写真

宮崎隊長さんの投稿写真

大きな山を切り崩した景色は見応えがあります。単なる岩山では無く、黄色ぽい岩石は他のどの山の石切り場とは違っていました。展望場所のすく横の岩を触ってみると白っぽい粉がサラサラ手につきます。これが磁器の原料になるセラミックかなー。と思いにふけるのもいいかも。宮崎隊長さんの口コミ

益子焼(栃木県益子町)

400を超える窯がある益子町。人々の暮らしの器として人気を博しており、年に2回開催されている陶器市の際は、町内外から訪れた人たちで大賑わいです。近年、街中には益子焼で料理やドリンクを提供するおしゃれなカフェも増え、女子人気が高まっています。

睦生 松さんの投稿写真

目抜通りを抜けて「益子焼窯元共販センター」へ

益子駅から続く「益子本通り」には、工房や雑貨店、飲食店がいっぱい。通りを進むと、大きなたぬきが目印の「益子焼窯元共販センター」が見えてきます。売店、ギャラリー、陶芸教室、レストランが揃う益子最大のショッピングギャラリーです。名物スイーツ「ぽんたまんじゅう」を味わうのも、お忘れなく。益子観光の中心地にあるうえ、駐車場も広いので、散策の拠点として使用する車派ビジターも多いようです。

睦生 松さんの投稿写真

睦生 松さんの投稿写真

広い駐車場があり、ここに車を止めて益子観光をするのに便利。益子参考館のある丘のふもとで、ここから陶芸美術館やそのた多くの焼き物の店に行ける。ぽち613さんの口コミ
日用品から芸術品まで、それはそれは多くのお店が軒を並べて、色とりどり、形も様々な焼き物を陳列している中で、一際大きく幾つもの展示館を持っているのが益子焼窯元共販センターです。作家館、美術館、シックスギャラリー・・など、沢山の展示場があり、品揃えも豊富です。本坊造園さんの口コミ

オシャレ度◎のギャラリー&カフェ「スターネット」

益子カフェの草分け的存在といわれる店です。オリジナルの陶器や服、食品などの雑貨や、オーガニックメニューを目当てに、全国から訪れる人が絶えません。

Tavizouさんの投稿写真

Tavizouさんの投稿写真

益子の生活、風景に根付いてこその静かな空間。益子という街と工芸、民芸を愛する人たちの求心力あるアンテナショップのような存在。地元、コンテンポラリーな作家の雑貨や工芸品をいろいろと手に取ることができて陶芸、アート好きにはたまらない。Tavizouさんの口コミ

そのたたずまい、ショップに並ぶ衣食住にまつわる様々な物、店員さんやお店の雰囲気、とても洗練されていて独特な世界観があります。
スローフード、スローで丁寧なとても贅沢なものを提供してくれます。
カフェでいただく、ケーキや食事も特別な食材ではないのですが、季節の物や地元の食材をきちんと料理していて、とても丁寧に提供してくれるので何だか特別な感じがします。そしてとても美味しい。mimiko1221さんの口コミ

丘の上の「濱田庄司記念 益子参考館」でゆったり過ごす

益子を代表する陶芸家、濱田庄司が生前暮らしていた民家や工房、登り窯が並んでいます。その建物の一部に、自身の代表作のほか、益子焼の名品が展示されています。益子焼のルーツにふれてみましょう。季節の花々が咲く庭も見事です。

taro2015さんの投稿写真

taro2015さんの投稿写真

のんびりいこうぜさんの投稿写真

益子を世に知らしめた第一人者の濱田庄司の旧宅や、登り窯が見られます。旧宅は、大きな古民家で風格が感じられ、その分厚い藁ぶき屋根のラインがとても美しかったです。ぽち613さんの口コミ

益子の町の奥のほうにあります。存命時に制作した工房や登り窯も公開されています。
その中に入って残った匂いや制作環境を見せていただけます。
濱田氏がコレクションしてインスピレーションを得たであろう世界の民芸品の一部や、
氏の代表的な作品も展示されています。
何より、傾斜地に設けられた複数棟の建物が素晴らしい。のんびりいこうぜさんの口コミ

訪れる人たちの中には、焼き物だけでなく、レトロな風景がお目当てという人も多いようです。のんびり散策しながら、焼き物の魅力に触れてみては。

旅のありがとうを伝えたい トリップアドバイザー

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