開創1200年! この世とあの世をつなぐ高野山・奥之院へ

1200年前、弘法大師・空海が開いた日本を代表する真言密教の聖地、高野山。和歌山の深い山奥に造り上げられたこの地は、世界遺産としても知られています。なかでも流れる空気が異なるともいわれる奥之院は聖地の中の聖地。弘法大師の御廟がある奥之院までの参道にはおびただしい数の墓石群や供養塔が並び、まるで霊界の入口のよう。

その独特で不思議な空間は、近年パワースポットとして注目されています。外国人観光客にも非常に人気が高く、旅行者の口コミには 「Breathtaking(ため息の出るような)」「Amazing place(驚きの場所)」「Spellbound(魔法にかかったような)」「piritually(スピリチャルな)」といった言葉が躍っています。日本の歴史や文化にそう知識のない彼らの心を揺さぶる奥之院は、本質的に何か特別な空間なのではないでしょうか?

それではこの世とあの世をつなぐ、奥之院参道のスピリチャルな魅力を、旅行者の投稿写真と口コミで紹介していきましょう。

三途の川を渡り、あの世へ 一の橋

奥之院は正式には一の橋から参拝します。この橋を渡ると、そこはあの世といわれています。まずは一礼して橋を渡りましょう。

龍虎さんの投稿写真

諸大名や聖人の墓碑、聖屋が20万基

御廟までの約2kmの参道には、樹齢千年に及ぶ杉の巨木が育ち、およそ20万基を超える諸大名の墓石や記念碑、慰霊碑などが並びます。織田信長や松平秀康といった諸大名から法然、親鸞などの聖人の魂もここに眠っています。

Nathan Cさんの投稿写真

paoseattleさんの投稿写真

Lumiere501さんの投稿写真

nam_gypseagalさんの投稿写真

wiriaskさんの投稿写真

庶民の来世への想いを届ける無数の石塔

諸大名や著名な歴史上の人物だけでなく、庶民もまた身内の死にあたり、彼らの来世を祈って石塔をここ奥之院参道に立てました。
その小さな石塔は参道沿いに無数に転がっているほか、集められて山をなしています。1200年もの年月を重ね、これほど人々の祈りが詰まった場所がほかにあるでしょうか?

Chech1965さんの投稿写真

Cadimarさんの投稿写真

幻想的な雰囲気に包まれる ろうそく祭

毎年8月13日に開催される萬燈供養会(高野山ろうそく祭り)。一の橋から奥之院までの約2kmの参道を約10万本のろうそくで灯し、奥之院に眠る総ての御霊(みたま)を供養します。
漆黒の闇にきらめく灯りの線は幻想的に参道を照らし、ますます奥之院が特別な場所と感じさせます。

温子 浅さんの投稿写真

TrippingTSOさんの投稿写真

苔むした仏像や地蔵も、私たちに何かを訴えてきます

人々の祈りが、何か特別なエネルギーを発しています。

Me_n_my_rucksackさんの投稿写真

wiriaskさんの投稿写真

ここから先は撮影禁止 御廟橋

御廟へ向かう最後の橋、御廟橋の先は撮影禁止です。弘法大師・空海が肉身を留める中心聖地です。

お遍路さん京都市さんの投稿写真

高野山の中でも一番神聖な場所です。撮影など一切禁止。一歩入ると空気感の違いが感じられます。すばらしい場所ですYokito39さんの口コミ

奥之院の入り口にある橋の先は、一気に気が締まるというか、荘厳な雰囲気に包まれています。出雲大社とか伊勢神宮とかに似た感覚を覚えました。バスで行く方が多いと思いますが、奥の院前に直接行くよりかは奥の院口で降りて参道を歩いて向かうのをお勧めします。杉の大木に囲まれ、木漏れ日がさす中をあるくのは心が洗われる感覚になります。1228kenさんの口コミ

奥之院で物凄い霊気を感じた人は少なくないと思います。あのヒンヤリ冷たい空気の中、数々の供養塔や墓碑を見て回るのは意外にも楽しいものです。案外デートコースとしての選択肢もありかもしれません。場所も場所だけに中々行く機会もないと思いますので、チャンスがあれば是非訪れるべきです。ザグレート歌舞伎さんの口コミ

正直、奥之院に到着したとき、割とタイトなスケジュールだったうえに少し雨が降っていたこともあり、たいして感動もしませんでしたし、特に心動かされることもありませんでした。でも参道を歩き、時間が過ぎていくにつれ、ここはなんと興味深い場所なんだろう、なんてスピリチャルな場所なんだろうと、気が付きました。何枚も写真を撮り、泊まった宿坊にあった本で、この場所についてたくさんのことを学びました。日本に来たら、奥之院を訪ねることを心からお勧めします。人が少ない夕方か夜、あるいは早朝がいいでしょう。カメラを抱えた観光客が走りまわっていない時間はまるで異なる雰囲気です。ここは、本当に特別な場所です。 Chech1965さんの口コミ

開創1200年の高野山へ

高野山は今年、開創1200年を迎え、4~5月には記念大法会が開催され、これからの夏~秋にかけて通常非公開の金堂や金剛峯寺の御本尊や檀上伽藍の内部など、数々の国宝・重要文化財が特別公開されます。詳細は特設サイトをご確認ください。
これを機会に、特別な空気が漂う高野山 奥之院をぜひ訪れてみてください。

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