芸術の秋に行きたい。西日本の現代アートの美術館

これまで東日本東京の現代アートスポットを紹介してきました。最後の舞台は、西日本です。関西、中国、四国、九州の各地方から、個性的で人気の高い美術館を厳選しました。現代アートの作品と接した際、自分がどう感じたか、何を思ったのか。そこに焦点を当ててみると、自分自身が見えてくることがあるそうです。美術館では、そんな貴重な体験ができるかもしれませんね。

岐阜県現代陶芸美術館(岐阜県多治見市)

美濃焼をはじめとする陶磁器の生産日本一を誇る、岐阜県東濃地域の多治見市にある美術館です。自然豊かな丘陵地に調和するよう、磯崎新が設計した複合施設「セラミックパークMINO」内に2002年に開館しました。国内の美術館で唯一、国内外の近現代の陶芸作品を専門に収集し、定期的に展覧会を開催しています。

やすめしクラブさんの投稿写真

やすめしクラブさんの投稿写真

明治の超絶技巧展を見に行きました。広大な水盤を囲むように建物が配置されており、その背後の紅葉も相まって素晴らしい環境です。建築家磯崎新の設計だそう。展示を見なくても十分に満足できます。福岡次郎さんの口コミ

ちょっとしたレストランがあり、ランチも結構おいしかったですし、お茶もできます。(テラス席もあり。)陶磁器の販売コーナーもあり、個性豊かな陶芸家たちの作品を拝めます。TM0213さんの口コミ

何必館・京都現代美術館(京都府京都市)

1981年のオープンで、美術館の名前には、定説を「何ぞ必ずしも」と疑う自由な精神を持ち続けたいという願いが込められています。芸術家の北大路魯山人、日本画家の村上華岳、洋画家の山口薫の作品を柱に、大正から昭和期の画家の作品や、サラ・ムーンや木村伊兵衛らの写真、近大芸術科の書など、国内外の幅広いジャンルの作品を所蔵しています。年に数回、企画展も開催しています。

nzkazuさんの投稿写真

八坂神社の近く、市場通りに面しています。展示作品はちょっとマニアックで、好みが分かれるところです。お薦めなのは最上階の庭と茶室です。このひっそりとした非日常感は、決して他では得られないものです。nzkazuさんの口コミ

館長さんの鋭い美意識で形作られた美術館で、展示会も建物も図録もすべてが美しいです。四条の観光地の真ん中にあるにも関わらず、とても静か。知らない作家の方であっても得られるものがあるので、1時間でも時間があれば行くようにしています。Kae Fさんの口コミ

国立国際美術館(大阪府・大阪市)

かつては吹田市の万博記念公園にありましたが、2004年に北区中之島に移転しました。世界的にも珍しい完全地下型の現代美術館で、地上にはエントランスゲートがあるだけで、ほとんどが地下に埋まっています。セザンヌやピカソ、藤田嗣治ら一部の作品を除き、約7000点の収蔵品の大部分は戦後の作品です。さまざまな展覧会を開催するほか、若い世代の作家の作品も展示するコレクション展も行っています。

fumikoa393さんの投稿写真

Hideharu Nさんの投稿写真

自分が行った時がたまたまだったのかもしれませんが、展示されている作品も絵画ではなく写真や映像を駆使した作品が多く、建物の形が美術館のコンセプトに一致していると感じ、とてもよかったです。massu-mamaiさんの口コミ

美術館で子供連れは少し遠慮しようかと思いがちですが無料で観覧できる日もあるうえにベビーカーの貸し出しなどもあり家族にやさしい美術館です。moomijanさんの口コミ

横尾忠則現代美術館(兵庫県・神戸市)

兵庫県西脇市生まれの美術家でありグラフィックデザイナーでもある横尾忠則からの寄贈、寄託作品を収蔵・展示するために2012年に開館しました。建物は、兵庫県立美術館王子分館の西館をリニューアルしたもので、2つの展示室のほかに横尾忠則の創作に関する膨大な資料を保管・調査するアーカイブルームや、ワークショップや公開制作などが行われるオープンスタジオを備えています。常設展はなく、年に4回ほど、横尾作品を中心にした多彩な展覧会を開催しています。

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愛にぃさんの投稿写真

収蔵作品でテーマ展を常時やっている模様。入館料500円なのも良心的です。展示室は2階と3階。1階にはショップがあり、4階は六甲山が眺められる展望室です。msc1974さんの口コミ

4階に上がると展望も良く、アーカイブコーナーがあってゆっくり横尾忠則の出版本を拝読できます。あまり横尾忠則を知らなくても、ちら見でも奇抜で幻想的なイラストは面白いです。綺麗な内観でたいへん気持ち良い美術館です。愛にぃさんの口コミ

奈義町現代美術館(岡山県奈義町)

1994年に開館した美術館で、「太陽」、「月」、「大地」と名付けられた3つの展示室で構成されています。美術館を設計した磯崎新と、国際的なアーティストである荒川修作+マドリン・ギンズ、岡崎和郎、宮脇愛子がコラボレーションし、作品と建物が一体化した美術館です。その場でしか成立しない体験ができる新世代の美術館の先駆けとして開館当時は注目を集めました。奈義町は鳥取県との県境にあり、たどり着くには苦労しますが、美術館や建築に興味のある人にはおすすめです。

331izumiyさんの投稿写真

都市伝説さんさんの投稿写真

とにかく素晴らしい!なのにこの入場料!ぼ〜っと一人で行き1時間ぐらいいました。ワイワイというより静けさと非日常を楽しむところ
静かに楽しむ美術館
ここを行かないなんてもったいない!H Kさんの口コミ

展示物は、大地、月、太陽をテーマにした3つの作品だけなのですが、1つ1つのアート作品を椅子に腰掛けながら、ゆっくり時間をかけて楽しめ、テーマの意味を感じることができます。特に太陽の部屋は必見です。331izumiyさんの口コミ

広島市現代美術館(広島県広島市)

1989年、日本初の公立現代美術館として、桜の名所としても知られる比治山公園内に開館しました。建物は、建築家の黒川紀章の設計で、地面から高くなるにつれ、自然石、磨き石、タイル、アルミと素材が現代的な物へと変わります。新表現主義の画家ジュリアン・シュナーベルや、独自のポートレートスタイルが人気のアレックス・カッツなどの作品、約1500点を収蔵。コレクション展や映像やパフォーマンスなど多彩なジャンルの展覧会を開いています。

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えぼしさんの投稿写真

アクセスは麓から設置されているエスカレーターの「スカイウォーク」を利用するか、循環バスの「メイプループ」を利用するか、車で上がるかになります。駐車場も相当台数あるので停められないことはないと思います。livesportsmanさんの口コミ

常設展示の内容はかなりハイレベルで見ごたえのあるものです。岡本太郎、草間弥生、奈良美智、ヤノベケンジ、森村泰昌等々有名作家の作品が揃っています。建物も黒川紀章設計の鑑賞する価値のあるものです。artnekoさんの口コミ

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県丸亀市)

1991年、JR予讃線丸亀駅の目の前に、巨大な壁画やモニュメントが印象的な美術館がオープンしました。高松市に生まれ丸亀市で育った洋画家、猪熊弦一郎より寄贈された約2万点の作品を収蔵し、それらの作品は常設展で紹介しています。また年数回の現代美術の企画展、子どもたちを対象にしたワークショップなども開催するなど、地元の文化発信基地となっています。

norio2boさんの投稿写真

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丸亀出身のデザイナー猪熊弦一郎の作品が展示されている。
「どんな人?」と聞かれた時に、あの三越の包装紙をデザインした人といえば、ほとんどの人が知っている。goshoboさんの口コミ

ワークショップがたまに開かれ、そのクオリティーが高い。安価で他種類の材料を使い、創意工夫し、楽しめるようなワークショップが多く、帰省の際は、ワークショップ目当てに訪れます。ぱろあるとさんの口コミ

熊本市現代美術館(熊本県熊本市)

熊本市の中心部の複合ビル内に2002年に開館した、九州初の「現代美術」を冠する美術館です。草間彌生や、光と空間を題材としたインスタレーションで知られるジェームズ・タレルら4名の作品がフリースペースに展示されているほか、美術図書から漫画まで数千冊を閲覧できるギャラリー、毎日19時からのピアノの生演奏、無料の月曜ロードショーなど、気軽にアートに触れられるイベントも多数開催しています。また3つの展示スペースでは、さまざまな企画展が行われています。

ヒゲジーさんの投稿写真

debuusaさんの投稿写真

企画展以外は無料で楽しめ、お洒落な図書コーナーがあり、雰囲気がとてもよかったです。企画展も非常に面白く、現代アート好きとしてはかなり楽しめました。ちょうどワークショップもあったため参加しました。nomatan0611さんの口コミ

木のおもちゃや絵本が置いてあるプレールームがあることから、子連れも多く、大人と子供が両方楽しめる施設です。木のボールで埋め尽くされたプールなど、おススメです。Matahiuさんの口コミ

3回にわたって、日本各地の現代アートの美術館を紹介してきました。気になる美術館を訪ねて“現代アートの秋”を存分に楽しんで下さい。

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