孤独な天才がたった一人で作った世界のアートな建築5選

ある日、ひとりの男が急に思い立ち、拾い集めた廃材を使って街づくりに励んだ数十年の軌跡──。まるで映画のあらすじのようですが、世界にはこのストーリーそのままの不思議なスポットがいくつもあるのです。勝手に土地を占拠しての創作活動のため、取り壊しの危機が到来したこともしばしば。しかし、膨大な時間を費やして出来上がった“街”は、見るものを虜にし、いつしか観光名所として知れ渡ることになりました。

サルベーションマウンテン(アメリカ)

カリフォルニア州サンディエゴから車で3時間。映画や雑誌のロケ地としても人気なのが、元軍人のレオナード・ナイト氏が作り上げた「サルベーションマウンテン」です。今から30年以上前、神様から「GOD IS LOVE」という啓示を受けた彼は、砂漠の丘に来る日も来る日もカラフルなペンキを塗りました。2002年には、アメリカ連邦議会から「国家的財産」と認定されています。

Howard Gさんの投稿写真

Steve1362さんの投稿写真

Christopher Aさんの投稿写真

ロサンゼルスから車で4時間弱。砂漠の中に突如あらわれる色鮮やかな世界に圧倒されます。どこを切り取っても絵になり、細部まで丁寧に装飾されていて、可愛い!素敵!が止まりませんでした。mgggggg__mgさんの口コミ
見るだけでなく、登ったり、入ったり、全身を使ってこの地を体感できるのがすごくいい。AS88NGさんの口コミ
夏場は厳しいかもですが、燃えるような日差しとあの極彩色の山がマッチしていて、暑さもまたいい思い出です。あの山(というか丘)の中は藁で固められた空間で、木や車のドアなんかも塗り固められています。ここに入るとちょっと暑さをしのげます。59tomochanさんの口コミ

シュヴァルの理想郷(フランス)

今から約100年前。フランス南部の小さな村に住む郵便配達人、フェルディナン・シュヴァルは、歩いている最中に変わった形の石につまずきました。その石にビビッとくるものを感じた彼は、郵便配達の途中で、ときには仕事のあとに石を拾い、縦12~14メートル、横26メートル、高さ10メートルの巨大な宮殿を完成させました。1969年、フランスの文化財に登録され、現在に至っています。

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diavic80さんの投稿写真

シュヴァルの執念を感じる建物。観光でお出でのかたには是非観てほしい。1時間程度の時間があれば全て見ることでできる。駐車場があるのでクルマで出掛けても可。KatzSATOさんの口コミ
リヨンから電車、バスを乗り継いでいった。オートリーヴ行きのバスは駅の道を渡って向かい側のバス停から乗る。間違いやすいので注意。シュバルの理想宮とシュバルのお墓どちらも言ったがとても素敵だった。dodome48さんの口コミ
チケット売り場では無料で日本語のパンフレットがもらえます。MJPXXXさんの口コミ

彩虹眷村(台湾)

台湾中部の台中市にある「彩虹眷村」は、日本語で「虹の村」。もともと軍人が多く暮らす住宅地でしたが、家の老朽化に伴い、再開発地区として取り壊す計画がありました。ところが2008年、「黄じいさん」こと黄永阜さんが家の前の壁、地面などに味のある絵をペイント。再開発は白紙となり、代わりに周辺が公園として整備されるに至りました。

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明花 小さんの投稿写真

村というより、大きめの公園くらいの広さですが、ぎっしりと個性的で迫力のある絵がかかれていて、そこだけ別世界のようです。一つひとつに意味が込められ、四文字熟語のような言葉も添えられていて、じっくり見てまわると楽しいと思います。emio7さんの口コミ
撮影スポットとして知られており、映画のロケ地としても使われたそうです。狭い路地を歩いていくと、小物を売っている土産物店もありました。公衆トイレも隣接しています。ササユリさんの口コミ
運が良ければ94歳のペイントした本人のおじいちゃんに会えます。 売店で葉書やアイス、バッジやマスキングテープの売り子をしてるので、お買い物して写真をお願いしたら和かに応じてくださいました。もあいさんさんの口コミ

ロック・ガーデン(インド)

インド北部の都市、チャンディーガルにある「ロック・ガーデン」は、壊れた便座や食器で作られた人形たちがずらり。その数なんと数万体! 1950年代に道路監視官をしていたネック・チャンドは、新たな都市チャンディーガルを建設による大量の廃材を拾ってきては、人形作りを続けていました。作品が増えすぎ、やむなく空いた公有地で制作を続けていたところ、役人に見つかって取り壊し……。かと思いきや、「面白い!」ということで、この人形を飾る公園の制作責任者に抜擢。2015年に亡くなるまで、コツコツ制作を続けていたそうです。

Arun Pさんの投稿写真

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Pankaj Vさんの投稿写真

非常に広い公園。独自の世界観で庭園が造られています。興味深く、飽きずに見学できますが、かなり歩くので疲れない靴で行くことをお勧めします。padomaamさんの口コミ
入場料も安く、面白い彫刻が沢山あり、アスレチックのようなエリアもあるので子供連れの方には特にお勧めです。Hiromi Oさんの口コミ
とても幸せなエネルギーにあふれていて、インド人の大人やデート中の若者も、子供に混じって園内のブランコに揺られて笑っています。mimi_hattifnattさんの口コミ

ピカシエットの家(フランス)

パリから南西に80キロのシャルトルの街外れにある「ピカシエットの家」。墓守の仕事をしていたレイモン・イジドール氏が、お供え物の割れた花瓶や皿を拾い集めて制作した総モザイクの住宅です。室内のイスやテーブル、庭に至るまで陶器やガラスの破片で作られています。彼の死後20年近く経過した1983年には、素朴派芸術として歴史的記念物に指定されました。

MiaGlobetrotterさんの投稿写真

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Emmanuelle Bさんの投稿写真

住宅地の中にあって、細い入り口から奥に入るとモザイクで飾られた一人の男の夢の世界が残されています。 小道も家も家具さえもモザイクで埋め尽くされています。 拾い集めた陶器やビンのかけらをちりばめた秘密の庭は一見の価値ありです。akiko77610さんの口コミ
外観だけでなく中にあるテーブル・椅子・ベッド・ミシンなどの家財にまでガラクタを貼って作った家、と言うとちょっと聞こえが悪いですが。ご夫婦の写真が飾ってありましたが、本当にお二人は自分たちの夢のおうちを作ったんだなあ〜と感じました。jisushimさんの口コミ
住宅地にあり、入り口が分からず通り過ぎてしまいました…。 細い路地を入って行くと受付があり、そこで入場料を払います。 buchi1208さんの口コミ
ひとりの男の突飛な思いつきと情熱で生まれた、数々のオリジナリティあふれる街角。大それたものを作ろうという野望はなかったのかもしれませんが、コツコツと手を動かし続けた結果、今ではその国の観光名所になるほどの存在になった、というのが面白いですね。

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