「Japan Blue」の世界へ! 日本古来の藍染めを堪能できるスポット8選

日本人にとって「藍色」は特別な色。貴族や天皇家が身に付ける高貴な色として尊ばれてきました。身に付けた人の魅力を引き立てるごとく深く鮮やかな藍色を生み出すのは、日本の伝統工芸「藍染め」です。近年では「Japan Blue」という名称で、海外でも人気が高まっています。ひとえに藍染めと言っても、その土地ごとに技法やデザインはさまざま。いざ、藍染め巡りの旅にご案内します。

阿波藍(徳島県)

徳島県は、藍染めの原料となる「すくも」の一大産地。平安時代に荒妙を染めるために栽培したのが始まりとされています。徳島のすくもは「阿波藍」と呼ばれ、最高の品質を誇ります。徳島の藍染めは阿波藍を用いた「発酵建て」という固有の技法が使われており、手間暇はかかりますが、天然素材を生かした美しい色合いは比類がありません。阿波藍は、「阿波正藍しじら織」などの伝統工芸品をたくさん生み出してきました。

藍の館(徳島県藍住町)

阿波藍の製法や歴史をミニチュアやパネル、実際に使用された道具などの展示資料で総合的に学べます。徳島藩の大藍商であった奥村家の屋敷を改装しており、当時の生活様式も再現。プロの染め師による藍染めの工程を見学できるだけでなく、好きな素材を選択して実際に藍染め体験にもチャレンジできます。持ち込みの布も染めることができるので、ぜひ体験してみてください。

撮影者:onishi2015

撮影者:fichy138

撮影者:mihoing82

板野郡藍住町にある徳島で有名な藍のことを伝える博物館。藍の栽培から藍染め、藍の販売までをミニチュアで紹介しています。藍屋敷では藍を利用した工芸品を展示していました。藍色の味わいのある茶器などが見られました。また、藍染め体験ができる場所がありました。T5884さんの口コミ
徳島の誇る”藍染の技術”は、染師の染める工程を見学すると伝統の技が冴え光り凄い物だと感心しました。今、ジャパンブルーとして注目されるのが納得!toku48さんの口コミ
見るだけのつもりでしたが、時間に余裕があったので、体験してみることに。コースターを3枚染めてみました。模様付けと、染付でしたが、丁寧に教えてもらえるので安心して体験できました。染付は、結構時間と手間がかかるものだということがよく分かりました。小さなコースターの染付なのに、結構腰にきました。出来上がりには満足です。Destination808300さんの口コミ

阿波おどり会館(徳島県徳島市)

徳島の伝統芸能「阿波おどり」の文化や歴史を紹介する施設。1階のショップで、阿波藍の藍染めをはじめとした徳島の伝統工芸品が多数販売されています。衣装・小道具・ミニチュア・パネル・シアターなどから、阿波おどりの昔から現在までの変遷をわかりやすく学べます。2階のホールでは、1日2回阿波おどりの実演が行われ、訪れる人々を楽しませてくれます。なお、入館料は300円ですが、踊りの観賞には別途料金が必要です。

撮影者:Guan T

撮影者:さろん

撮影者:mmsoukou

阿波踊りのシーズンじゃなくても一年中こちらで生の阿波踊りを見ることが出来ます。なかなか楽しかったので今度はお祭りの時にも見てみたいですね。会館の中には名産品を取り扱うお土産コーナーがかなり充実していて、地酒や藍の染物など徳島ならではのものが手に入ります。また眉山へのロープウエイも出ていて便利でした。ロープウエイと阿波踊り公演の共通券もあるので両方行く人にとってはお徳ですね。fugupikuさんの口コミ
一階「あるでよ徳島」では、徳島のお菓子、藍染めの衣料、大谷焼など豊富に名産品をそろえています。3階の阿波踊りミュージアムでは阿波踊りの歴史がわかる資料、踊りの衣装、鳴り物などが展示されていて阿波踊りに関する豊富な展示物を鑑賞することができます。T5884さんの口コミ

うだつの町並み(徳島県美馬市)

阿波藍で栄えた、昔ながらの商家が軒を連ねる通りです。通りの一角には、藍染めの工芸品を販売している店舗が営業しています。撫養街道と讃岐街道が交差し、吉野川の水運にも恵まれたことから藍の集積地として栄えました。「うだつ」とは、町屋と町屋の間に張り出した小屋根の付いた装飾のことで、財の象徴とされてきました。この通りは一際うだつの商家が多いことから、「うだつの町並み」という愛称で親しまれてきました。

撮影者:fichy138

撮影者:LTB511

撮影者:さくらんぼのたね

江戸~明治時代にかけて、藍商人たちで賑わった美馬市の脇町。彼らはこちらの南町通りに「うだつ」のある商家を競って建てたそうです。『うだつ』と言うのは隣家との境に造った防火壁のことで、これを作るには巨額の費用がかかったため、富や出世の象徴となったそうです。出世しない人やパッとしない人のことを、いまでもうだつの上がらないという表現をしますが、その語源はどうやらここからきているようです。Expedition802957さんの口コミ
吉野川の川港として栄えた脇町は、藍の集散地でもあったため、かなりの財を持った商家が、その威勢を競って防火用の壁に趣向を凝らしたのがうだつである。ここのうだつは大屋根の上に築くいわゆる「うだつが上がる」タイプではなく、防火壁が屋根とは離れて築かれているのが特徴で、その壁に立派な屋根が付いていて段々になっていたりする。白壁とのコントラストが美しい。oranger03さんの口コミ
藍の一大集散地だったことにより、藍商の豪邸が建ち並んでいます。そのため、うだつだけではなく、格子戸や虫籠窓、瓦など、随所に江戸時代の建築様式を見ることが出来、北海道ではなかなか見ることが出来ない街並みなので、興味深く見て歩きました。そのうちの何軒かは、藍染めの衣類や雑貨などや、竹細工のお土産さんとして中に入ることが出来ます。bakera73さんの口コミ
益子木綿(栃木県芳賀郡益子町)

広大な平野が広がる益子町は、かつて「真岡木綿」の産地でした。しかし、明治以降衰退の一途を辿り、昭和初期には生産が中断。そこで立ち上がったのが、老舗紺屋(藍染屋)日下田藍染工房9代目当主の日下田正氏でした。真岡木綿と藍染めの伝統を守るため、「益子木綿」を考案。原料に阿波藍や地藍を使用し、石灰で藍建てする技法で染色されます。さらに、紅花、茜、紫根、蘇枋などを用いることで、多様な色合いを生み出します。

日下田藍染工房(栃木県益子町)

創業200年以上もの歴史を持つ老舗の紺屋で、益子木綿の源流。工房の建物は江戸時代からの面影を残すかやぶき屋根の古民家を大切に使用しており、すくもを作るための藍甕が並ぶ甕場と共に県の指定有形文化財にも指定されています。綿花の栽培から糸紡ぎ、染色、織りまで全ての工程を手作業で一貫して行う完全自社生産・製造体制を取っています。工房内は見学可能。隣接するショップは、益子木綿の衣類や雑貨が販売されています。

撮影者:ak-calimero

撮影者:tripsato

『陶器市』の際に寄りました。この場所は陶器市の端になり、ここから道路の反対側に移動し戻り始める位置に利用しています。初めて入りましたが中国の「九寨溝」のような藍染め孔は、とてもきれいでした。庭にある「双体地蔵」も趣があります。tripsatoさんの口コミ
お盆休み中だったので、実作業は見られませんでしたが、作業場を見させてもらえます。次回は作業をしている様子を見にいきたいです。ak-calimeroさんの口コミ
出雲織(島根県安来市)

倉吉絣・広瀬絣・弓浜絣など山陰地方の絣業の影響を大いに受け、独創的なデザインを発展させてきた「出雲織」は、江戸時代に確立された技法を今なお守り続けています。出雲織は、糸紡ぎ、染色、織りの工程を手作業で行います。とりわけ藍染めには並々ならぬこだわりがあり、正藍染の技法を基本に様々な工夫を凝らしているそうです。洗えば洗うほど独特の深みが出てくるのも魅力の1つでしょう。

出雲織 のき白鳥の里(島根県安来市)

安来の冬の風物詩・白鳥が多く飛来することで知られる、白鳥ロードの一角にあるスポットです。かやぶき屋根の古民家を改装した交流棟は、親子3代にわたって出雲織を作り続けている青戸氏の工房を兼ねており、日々、門下生が出雲織の伝統を学んでいます。ここでは、出雲織の工程である糸紡ぎと藍染めの作業を間近で見学できますよ。1つとて同じものがない出雲織は一期一会。気に入ったものがあれば、ぜひお土産に購入してみて。

撮影者:iriishin

撮影者:iriishin

出雲織のき白鳥の里は島根県安来市、安来駅より自動車で約20分ほどの場所にあるスポットです。このスポットは公園になっていて公園内の施設内では、出雲織(絣織り)の作り方の見学や、公園内に飛来してくる白鳥を間近で見ることのできるバードウォッチングを楽しむことができます!Kentaro Nさんの口コミ
白鳥が田んぼで固まっているのが分かります。また古民家の中では、着物用の絣を織り機でコツコツと作り、東京などの呉服店に卸しているとのこと。BackPacker803612さんの口コミ
久留米絣(福岡県久留米市)

日本三大絣の1つで、国の重要無形文化財でもあります。江戸時代中期頃、天才職人・井上伝氏が12~13歳の頃に考案した技法が始まりとされています。織物は一般的に無地の布地を染色しますが、あらかじめ綿糸を藍色と白色に染め分けてから織ることで、独特のかすれた模様を生み出すのが久留米絣の特徴です。夏は涼しく冬は暖かい優れた機能性、洗えば洗うほど美しくなる色合いを兼ね備えた久留米絣は、国内外で高い人気を誇ります。

久留米絣資料館(福岡県久留米市)

久留米絣の歴史、製造工程、創始者・井上伝が実際に使用していた道具や愛用品など、小さいながら久留米絣にまつわる展示資料や映像資料が充実した施設です。館内には久留米絣の作品も数多く展示されています。時代と共に変遷してきた久留米絣のデザインの多様性は、他には類を見ません。お土産コーナーでは、久留米絣をはじめとした久留米地方の伝統工芸品が販売されています。

撮影者:takayuki t

撮影者:takayuki t

撮影者:takayuki t

こちらの施設では、久留米絣の歴史や、製造方法を学ぶことが出来ます。久留米絣は、幾何学模様しか知らなかったですが、ほかにも色々あるんだと認識しました。館内ではお土産を購入できる店もあり、小物が色々ありましたね。もちろん久留米絣で出来ていますkurichanchanさんの口コミ
幾何学模様だけだと思っていたら、お城や草木、動物の模様などもあり、ちょっと意外でした。製法を見たければビデオ放映もありますが、スタッフの方の説明で十分でした。展示されてある織物を指して、ここは糸の合わせ方を失敗している部分です…という説明もあり面白かった。Roving805282さんの口コミ
久留米絣の 歴史や製造工程の展示がある資料館です。圧巻なのは 昔に織られた

大きな絣生地の展示です。数々ありますが どれも 個性的。藍の青さが とっても美しかったです。手織り作業の見学や 体験も可能とのことでした。Destination806305さんの口コミ

かすりや千織(福岡県太宰府市)

太宰府天満宮参道の一角に位置する、久留米絣の専門店。自社オリジナルの久留米絣製品を比較的リーズナブルな価格で販売しています。洋服、手織りの反物、小物、バッグ、のれんなど、取り扱う商品は多岐にわたります。久留米絣の商品はいずれも現代的なデザインにアレンジされているので、日常遣いにも最適。お土産ショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

撮影者:ETflyer

撮影者:まるる

店員さんが色々親切に教えて下さり、久留米絣は高級品、久留米織は少しお手頃とのこと。自前工場で織った分、少し安く売っているとのこと。H365000さんの口コミ
太宰府天満宮参道にある久留米絣のお店で、久留米絣と言うと紺色のものを想像しますが案外カラフルなストールなども置いてあります。夏の散策は汗だくになるので涼みがてら商品を眺めるのもいいと思います(^^)PUNPUNPUNさんの口コミ

森山絣工房(福岡県広川町)

江戸時代末期に創業した、老舗の久留米絣工房。手くくり、染色、手織りをはじめ30以上の複雑な工程を現在も手作業で行い、製作しています。同工房には国指定重要無形文化財技術保持者及び伝承者が在籍しており、技術水準の高さは久留米でも随一。予約必須ですが、作業の見学や手織り体験も可能です。年に数回、八女伝統工芸館で手織り講習会を開催しているので、タイミングを合わせて訪れるのもいいでしょう。

撮影者:Jenny S

撮影者:Jenny S

この地域の伝統工芸品である久留米絣工房の見学をしました。30以上の工程を積み重ねて美しい久留米絣ができていることはそれまで知らず、どれだけの手間暇がかかって美しい久留米絣が出来上がっているのかを感じる場所でした。伝統工芸の素晴らしさを職人さんかた聞く事のできる点でもとても良い場所でした。r0se010さんの口コミ
これは、カスリ – 手織りインジゴ染色布の古くからの芸術に興味のある方にお勧めです。これは、世代から世代に渡って伝承されてきた真の芸術的なフリルのワークショップです。例外的な生地を生み出しています!fidusmagerさんの口コミ

藍染めが日本に上陸してから1000年以上。ふと周りを見渡せば、日常生活の至るところに浸透していることにお気づきになるのではないでしょうか。知っているようで知らない、日本人のアイデンティティでもある「藍」の世界。この機会に、ぜひ藍染め巡りの旅に足を運んでみてください。

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