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トリップアドバイザーに新たなサービスが追加!

日本観光振興協会(以下、JTTAと略します)&TripAdvisorが四半期に発表する、DMOニュースレターの第4弾をお届けします。今回は、第3四半期でみた各都道府県別の口コミ状況や、DMOのグローバルマーケットからの最新情報【後編】、沖縄観光コンベンションビューローとのMOU締結、新しくなったトリップアドバイザーのご紹介など、各地の観光振興のヒントになる情報をお届けします。

【今号のトピック】
①口コミ傾向分析:2018年第3四半期
②世界のDMO:ジョグジャカルタで行われたDMO研修会イベントDATA APAC 2018から、DMO最前線のディスカッションを紹介【後編】
③一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローとMOUを締結
④トリップアドバイザーに新たなサービスが追加!

①口コミ傾向分析:2018年第3四半期

2018年7月から9月までの第3四半期にトリップアドバイザーのサイトに投稿された日本に関する口コミ傾向をみると、約7割以上の都道府県で口コミ数が2018年第2四半期に比べ増加していることが分かりました。減少した地域は、京都、奈良、大阪、などの関西地方や、広島、愛媛などが目立つことから、少なからず「西日本豪雨」の影響を受けたことが伺えます。

最も口コミ数が増加した「山形県」について詳しく見てみると、観光スポットへの口コミが前四半期と比べ+210%ほど増加していました。口コミ投稿が多かったTop3の観光施設「石立寺」「羽黒山五重塔」「鶴岡市立 加茂水族館」は全四半期でも人気上位で、「鶴岡私立 加茂水族館」においては、弊社のランキング「旅好きが選ぶ!動物園水族館ランキング 2018」において、水族館部門で全国5位にランクインする人気です。

トリップアドバイザーでは、様々なリサーチやトレンド、ケーススタディを専用サイト「TripAdvisor Insight」でご紹介しています。旅行者の思考パターンの分析など、観光戦略を立てる上で参考になさってみてください。

【2018年第3四半期のおける47都道府県の口コミ数分布】

【2018年第2四半期と比較した際、口コミ数の増加率による47都道府県の状況】

②世界のDMO:ジョグジャカルタで行われたDMO研修会イベントDATA APAC 2018から、DMO最前線のディスカッションを紹介【後編】

7月にインドネシアのジョグジャカルタで「Destination Academiy with TripAdvisor APAC 2018 *」が開催されました。今回もスピーカーに、eツーリズムフロンティアのダミアン・クック氏を迎え、観光マーケティングの最前線についてディスカッションが行われました。その内容を一部抜粋してお届けします。(前半は、先月号からご覧いただけます)

*DADTA APACとは:トリップアドバイザーが主催する、DMOのための特別ワークショップイベントのアジア太平洋版。4回目となる今年は7月11日から2泊3日の日程で、インドネシアのジョグジャカルタにて開催されました。日本からは、三重県と沖縄県からご参加いただきました。

DMOロゴのデザインや、タグラインの重要性は?

(クック氏)ほんの一例ですが、これらのロゴを見てみてください。それぞれ思考を凝らしてデザインされたはずですが、似通って見えませんか。ワンダフル、アメイジングなどの「形容詞」+「デスティネーション名」の形もよく見ますね。しかしそれ自体にインパクトや説得力はありません。一方で、東京の [Tokyo Tokyo -Old meets New-]は好例です。ロゴそのものに東京が提供するバリュー「新しさと古さの出会う魅力的な街」が表れており、納得感もあります。また広告プロモーションもそのコンセプトを体現する施策になっています。このようなロゴには力があるし、意味があるといえるでしょう。いずれにしても、ロゴやタグラインの再開発に時間をかけるよりは、「エクスペリエンス(体験)」をいかに作り出すかに注力すべきと考えます。

「エクスペリエンス(体験)」はブランドに勝るということですか?

まさにその通りです。今の時代、イメージが画一化された場所を「観に行きたい」と、思う旅行者は少ないでしょう。重要なのはブランドよりも、自分自身の体験として何ができるかなのです。
このことはオーバーツーリズムや、サステイナビリティとも深く関連しています。ブランドとして名高い世界遺産や歴史的建造物などに、団体客が押し寄せ、旅行者同士がカメラの場所取り合戦状態になっているような所がたくさんあります。これでは訪れた旅行者はがっかり、期待外れだったと感じるでしょう。また団体客の場合、個々の消費額は小さくなりがちで、地域のスモールビジネスがうける恩恵は殆どありません。それどころか渋滞や物価の上昇、環境汚染などを招き、住人にとって負の影響の方が大きくなりがちです。こういったことを背景に、旅行者の受入れを抵抗する、アンチ・ツーリズムの動きも世界各地で起こってしまっています。

体験プロダクトを考えるにあたってのヒントは?

・プロダクトは地域固有のもので、完成された大量生産型のものでないこと
・小さな初期投資で、経費も無理がなく継続できるビジネスを考える
・少人数でもいいので、高く売れる付加価値の高いものから始める
・商品をサービス化し提供する(Product as Service)
・エコで、社会的価値観に合うものであること

これらが重要なポイントですが、「商品のサービス化」についてもう少し。例えば「特色に乏しいが快適な環境で食事をサービスするホテル」が、「ローカルレストランでの食事体験」を商品として取り入れたら?ゲストにローカルレストランをガイド付きで案内することや、ローカルのシェフを招きホテルで郷土料理教室を提供するといったことができますね。これが商品をサービス化(Product as Service)して提供することです。従来の施設がもっているようなサービスと、外部にある地域性の強い商品とがコラボレーションすることがベースになり、ユニークでサステイナブルな体験プロダクトをつくることができるはずです。

③一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)とMOUを締結

OCVBの平良会長と、トリップアドバイザー副社長マイク・ベネット(ディスプレイセールス部門)が、オーストラリア・シドニーにて開催されたサミットにて面談。これまでの取組みを振り返り、今後より情報発信はじめ様々な事業で積極的に協力し合うことを確認し覚書を締結しました。
本サミット「アジアパシフィック・デスティネーションリーダーシップサミット」は、アジア太平洋地域の観光局やツーリズムボードのリーダー約50名と、業界識者、トリップアドバイザーの幹部が一堂に会するインターナショナルな業界イベントとしてトリップアドバイザーが世界で初めて主催したもの。12月4日から3日間にわたり、この1年に業界が直面した大きな流れを確認し、自然災害やオーバーツーリズムへの対策、データマネジメント、DMOの役割やトラベル&ツーリズムの展望について、最新事例や研究データを共有しながら意見交換が行われました。サミットの概要、主なスピーカーについてはこちら

④トリップアドバイザーに新たなサービスが追加!

これまでトリップアドバイザーは、旅行の口コミサイトとして広く認知されてきました。新しいサービスでは、良く知られている幾つかのソーシャルツールも加わり、利用者が旅の計画ために活用できる新たな方法を提供していきます。7 億件以上ある口コミ情報に“いいね”や“リポスト”、“シェア”できることに加え、次のことが簡単にできるようになりました。

● フォロー機能:
トリップアドバイザーの利用者コミュニティは、旅行者という枠を超えて拡大していま
す。友人や知人に加え、ベータ版から参加している数多くの信用できるメディア、ブランド、そしてソーシャルメディアインフルエンサーをフォローすることができます。有用でインスピレーションが湧くような写真、ビデオ、旅行ガイドや記事をトラベルフィードで楽しむことができます。

● トラベルフィードで旅のヒントやアドバイスを見つける:
ログインすると、ホーム画面には自身がフォローした人の情報を元にパーソナライズされた情報がフィードに表示されます。特定の地域や場所を検索すると、トラベルフィードには全世界のトリップアドバイザーの利用者コミュニティから寄せられた相応しいコンテンツが自動的に表示されます。例えば、パリへ旅行を考えている場合、トラベルフィードにはパリのベストレストランに関する記事やインフルエンサーによる“絶対すべきこと”のガイド、フォローしているアカウントのエッフェル塔近くにある新しいホテルについての口コミなどが表示されます。さらに、ヒントやアドバイスを得るだけではなく、実際にレストランの予約や、体験ツアー、宿泊施設の予約までも他のサイトやアプリに行かず、ワンストップで行うことができます。

● リストの作成:
利用者は「リスト」機能を活用して、友人や知人と旅リストを作り共有することができま
す。また、一般に公開して多くの人に共有することもできます。例えば、「ニューヨークのレストラントップ10」、「ロンドンのベスト美術館・博物館」、「シンガポールで過ごす 48 時間」といった詳細な旅行ガイドや旅程、旅行中にしたいことリストなどを作ることができます。

メディア、ブランド、インフルエンサーなどパートナーについて
トリップアドバイザーは、毎月約 5 億人のサイト訪問者数があり、世界で最も旅行好きの集まるサイトの一つです。世界中で多くのメディアやブランド、インフルエンサーが、この度の情報プラットフォームに興味を示 し、トリップアドバイザーの利用者コミュニティに参加してくれています。

日本では、和樂編集部NIKKEI STYLEカーサ ブルータス家庭画報フィガロジャポンことりっぷるるぶ&more.VOGUE JAPAN地球の歩き方編集室ELLE Japan 、等の 40 以上のパートナーが認証 アカウントとして参加しています。

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