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トリップアドバイザーの口コミ情報をテーマごとに再編集。旅のヒントが詰まったキュレーションマガジン!

のどかな春の風景に出合える、みちのくローカル線の旅

関東より半月ほど遅れて春がやって来る東北地方では、4月中旬からが花のシーズン。賑やかな花見を楽しんだあとは、田舎のローカル電車に揺られてしみじみ春の訪れを感じてみるのはいかがでしょう。

由利高原鉄道

まずご紹介するのは、秋田県南部を走る由利高原鉄道「鳥海山ろく線」。1985年に廃線となった国鉄矢島線を県と地方自治体が引き継いだ第3セクター鉄道です。「嫁入り前の娘」を表す東北の方言に因み、地元の人からは「おばこ号」の愛称で親しまれています。矢島駅から羽後本荘駅までわずか12駅の短い路線ですが、車窓からは東北百名山のひとつである鳥海山をはじめ、田園風景や高原植物などの美しい自然を一望することができます。

 

施設より提供

秋田県南部の桜の見頃は4月中旬~5月初旬。久保田駅という小さな無人駅で降りてみると、近くを流れる久保田川沿いに桜並木が。里山の風景と相俟って、ふと懐かしい春の風景が思い起こされます。

施設より提供

田園地帯の中をトコトコ進んで行くおばこ号。春になると、田植えに備えて水が敷かれた水田に、雪解けが始まったばかりの鳥海山の姿が映し出されます。

施設より提供

沿線の中でも一番の絶景ポイントが、この鳥海山麓に広がる菜の花畑です。写真は鮎川駅~黒沢駅で撮影されたもの。地元では例年「菜の花まつり」も開催され、春の訪れを告げる一大イベントとなっています。見頃は6月上旬まで。

羽後本荘から鳥海山麓の矢島を結ぶ第三セクター鉄道。一部の列車にはアテンダントも乗車します。日本の原風景が残るローカル線の旅が楽しめます。こばじょんさんの口コミ
一両編成の超ローカル線。見渡す限り、田んぼ、森。運行スピードがすごくゆっくりしていて、車窓から存分に秋田の自然が満喫できる。ミッフィーうさぎさんの口コミ
田舎をガタゴトと走るだけ? の鉄道ですが、スタッフの「おもてなし」はピカイチです。是非一日一往復の「まごころ列車」に乗って下さい。観光客だけでなく、地元のお年寄りにも優しい列車です。矢島駅での「まつ子」さんによる桜茶のおもてなし、硬券の切符、タブレット交換等、懐かしさに満ちた心温まる経験でした。Shigeknさんの口コミ

由利高原鉄道

バブル評価 5 段階中 4.0
由利本荘市で 21 か所中 1 位の観光スポット

 

JR東日本 釜石線

岩手県南部の釜石市と花巻市を24駅で結ぶ「釜石線」は、JR東日本が運営する在来線のひとつ。宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』のモデルになったことで知られており「銀河ドリームライン釜石線」という別名が付けられています。週末には、物語に登場する蒸気機関車をモチーフにした「SL銀河」も運行。物語の世界観とともに、美しい自然を堪能することができます。

Kimura_Shojiさんの投稿写真

C58239を復元した「SL銀河」。客車は、ガス灯風の照明やステンドグラスなど銀河鉄道の世界観をテーマにプロデュースされ、宮澤賢治ギャラリー車両やプラネタリウム車両なども牽引。車窓からの景色はもちろん、車内にもみどころがたくさん。

Kimura_Shojiさんの投稿写真

岩手県南部の桜の見頃は4月下旬~5月上旬。花巻市や遠野市など桜の名所も多い釜石線沿線では、至るところで桜を楽しむことができます。桜とSL銀河のコラボを楽しむなら、沿線の中間に位置する宮守駅周辺がおすすめです。

mintminnyさんの投稿写真

宮守駅の近くには「めがね橋」という名所も。正式名称は「宮守川橋梁」。国道283号線と宮守川を跨ぐ釜石線の橋梁で、橋脚の高さは20ⅿ。鉄道ファンも多く集まる沿線随一の撮影ポイントです。

 

花巻からしばらく田園風景が続き、途中、銀河鉄道を象徴するめがね橋を通って民話の町、遠野につきます。釜石手前には難所の仙人峠をΩ型に迂回して走っていき、ダイナミックな風景が続きます。Kimura_Shojiさんの口コミ
春の釜石線も見どころがいっぱいです。桜や菜の花など沿線の駅などでは春の訪れを感じることができます。春といっても朝晩はストーブをつけるぐらい相当冷えますので、冬の服装を持っていくといいでしょう。Kimura_Shojiさんの口コミ
遠野へ行くために、新花巻駅から乗りました。立派な新幹線駅のワキにホームが一面だけの小さなローカル線の駅がありました。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモデルになったとかで、各駅にエスペラント語の愛称がついています。新花巻は「ステラーロ(席座)」遠野駅は「フォルクローロ(民話)」でした。ケイ60さんの口コミ

釜石線

バブル評価 5 段階中 4.0
岩手県で 399 か所中 145 位の観光スポット

 

津軽鉄道

最後にご紹介するのは、本州最北のローカル線「津軽鉄道」。青森県津軽半島の中央部を走る私鉄で、津軽五所川原駅から津軽中里駅まで全12駅。岩木山をバックに20.7㎞の道のりを南北に走ります。鮮やかなオレンジ色をした「走れメロス号」や冬場の名物「ストーブ列車」など四季折々の風情を楽しめるイベント列車が人気。奥津軽ののどかな自然と古い車両や駅舎がコラボしたノスタルジックな光景に、心が癒されます。

hiloiukiさんの投稿写真

今では珍しくなったタブレット閉塞が使用されている津軽鉄道。タブレットとは、列車の衝突を防ぐための閉塞作業で使われる交通手形の一種。かつては日本中の鉄道で使われていましたが本州で現存するのは津軽鉄道と由利高原鉄道、熊本県のくま川鉄道の3つだけ。

白熊爺さんの投稿写真

奥津軽の桜は4月下旬~5月上旬が見頃です。沿線では芦野公園で行われる「金木桜まつり」が有名。隣接する芦野公園駅で降りれば、満開の桜でできたトンネルを列車が走り抜ける風景を見ることができます。

KAZZ88さんの投稿写真

季節ごとの各イベント列車には女性アテンダントが乗務。津軽弁で紹介される沿線のみどころや観光案内が軽快で面白いと評判です。名物「ストーブ列車」の運行期間は例年12月1日から3月31日までですが、期間外に特別運行されることもあるので要チェック。

 

12月ー3月の「ストーブ列車」、4月29日ー5月5日の「芦野公園さくらまつり号」、7月ー8月の「風鈴列車」、9月ー10月の「鈴虫列車」などのイベント列車を運行しています。沿線には太宰治ゆかりの「金木」、桜で有名な「芦野公園」、吉田松陰も訪れた「津軽中里」など見所も多いです。ぜひ乗ってみてください。rokutetsuさんの口コミ
念願のストーブ列車に乗車しました。スルメを焼く匂いと石炭の匂いがなんともローカル!日本酒も美味しく、アテンダントさんの津軽なまりのお話しも楽しく、津軽五所川原駅から津軽中里駅を往復しましたが、あっという間でした。雪景色も堪能でき、東北のあたたかさを感じました。maru-rundさんの口コミ

津軽鉄道

バブル評価 5 段階中 4.5
五所川原市で 28 か所中 3 位の観光スポット

 

東北地方では、桜や菜の花をはじめ野山に自生する多彩な草花や雄大な自然の景色を望むことができます。途中下車して美味しいものや秘湯に出合うのもまた醍醐味。1日乗車券やフリー切符などを活用してローカル線の旅を楽しみましょう。

旅のありがとうを伝えたい トリップアドバイザー

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