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伝統と歴史を誇る、フランス・シャンパーニュで有名メゾン巡り

黄金に輝くグラスの底から、キメ細かな泡が立ちのぼるシャンパン。これからのホリデーシーズンに欠かせないお酒のひとつです。シャンパン、シャンペン、シャンパーニュ。日本ではそれらが代表的な呼び方です。つまりはスパークリングワイン(発泡性のワイン)のことですが、シャンパンと名乗ることができるのは、フランスのシャンパーニュ地方で育てられた特定の品種のブドウのみを用い、シャンパーニュの醸造所で、厳しく定められた製法で造られたもののみ。なので、シャンパーニュ地方の中でもシャンパンを名乗ることのできないスパークリングワインもありますし、シャンパーニュ地方以外で造られたフランスのスパークリングワインは、ヴァン・ムスーなどと呼ばれています。

MonaShehadeさんの投稿写真

ところで、最近ではシャンパンというより、シャンパーニュと言う方が通っぽいのですが、ここではシャンパーニュというエリアと区別するために、シャンパンと呼ぶことにいたしましょう。

シャンパンの産まれる場所、シャンパーニュ地方とは

シャンパーニュ地方は、パリの東、120kmほどのところにあります。TGVを使えば、パリ東駅からシャンパーニュ地方のランスまで45分。シャンパーニュの醸造所巡りはパリからの日帰りエクスカーションとしても人気です。

Samantha Vさんの投稿写真

このシャンパーニュ地方には、モエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコ、ドン・ペリニョンなどの日本でも有名なメゾンから、家族経営の小さなメゾンまで、大小合わせて5000ものメゾンが点在しています。おっと、メゾンという聞き慣れない言葉がでてきましたね。シャンパンの製造会社はメゾンと呼ばれています。そもそも、メゾンとは建物や家を意味する言葉なのですが、シャンパンを製造する醸造所の中には17世紀から続く古いものもあり、その建物はまるで宮殿のよう。シャンパンが特別な雰囲気を漂わせているのも、そうした生まれにあるからかもしれません。

さて、メゾンが点在するシャンパーニュ地方ですが、日本でも知られている大手メゾンが集まるエリアは、ランスとその南27kmにあるエペルネー。今回は、この2つのエリアを中心に、一般の見学客の受け入れに積極的なメゾンをご紹介いたします。

モエ エ シャンドン シャンパンセラーMoet et Chandon Champagne Cellars(エペルネー)

シャンパンを手に入れたいと思い酒屋さんに行けば、必ず目にするのがこれ、モエ・エ・シャンドン。1743年に創立され、1748年にルイ15世の目に留まるとフランス王室公式シャンパンに認定され、ドイツ、スペイン、ロシアの王室からも注目を得ました。

Mauro Sさんの投稿写真

見学は事前にウェブサイトから予約しておいた方が安心です。ツアーは数種類あり、24ユーロ~。試飲できるシャンパンの種類に違いがあったりします。地下の巨大なセラーは圧巻。

Karamelka-katさんの投稿写真

シャンパーニュの醸造法のひとつである、瓶内二次発酵の様子も見ることができます。ワインを充填したボトルは、このようなピュピトルという特別な台に逆さに寝かせます。すると瓶の中で活動を終えた酵母が沈殿し、オリとなり、ボトルの口部分に溜まります。溜まったオリを取り除く方法が、デゴルジュマン(澱抜き)という作業。瓶の口をマイナス27℃の溶液に浸し、沈殿したオリを一気に冷凍させます。この状態で栓を開けると内部の気圧により塊がはじき出され、透明なワインになるのです。減った量だけリキュールを加え、再度栓をしてまたしばらく寝かせます。一定期間の熟成を経て、キメ細かな泡をと豊かな香りも持つシャンパンへと変貌を遂げるのです。

Dimitra Fさんの投稿写真

セラーを見学した後は、お待ちかねの試飲タイム。ここで多くの方が「もっと試飲できるツアーにすれば良かった」と後悔するのだとか。

Rhianne Cさんの投稿写真

そうそう、こんなインスタ映えする写真も撮れちゃいますよ。

Dani Gさんの投稿写真

大変興味深いツアーとモエの歴史です。セラーは地下3回まで下りますのでかなり冷えます。 ツアー終了後にお店がありますが、ここでしか購入ができないグッツや年式シャンパンの購入が可能です。モエ以外の違う会社のシャンペンティスティングもあるので、お時間があれば お勧めです。オリーブ2013さんの口コミ
大変興味深いツアーとモエの歴史です。セラーは地下3回まで下りますのでかなり冷えます。 ツアー終了後にお店がありますが、ここでしか購入ができないグッツや年式シャンパンの購入が可能です。モエ以外の違う会社のシャンペンティスティングもあるので、お時間があれば お勧めです。amethkさんの口コミ

高級シャンパンの代名詞、ドン・ペリニョンもこのメゾンが製造しています。こちらにはスペシャルな見学ツアーがあるそう。興味のある方はぜひ参加してみては。

amethkさんの投稿写真

250ユーロしますが、ドンペリニオンのプライベートツアーに参加することをお勧めします。一般のツアーではいけない地下のセラーなどを1時間30分かけて説明してくれた後(日本人ガイド)最後にドンペリ2006&ドンペリP2をボトルで飲むことができるので、この2本を購入したと思えばお得です!amethkさんの口コミ

ニコラ・フィアット Nicolas Feuillatte(チョウイリー)

1976年創業というシャンパーニュの中でも新しい存在。創業からわずか30年で世界に名を馳せるメゾンとなりました。元々はアメリカで、アフリカ産のコーヒー豆の輸入事業を営み富を築いたニコラ・フィアット。シャンパン造りを始めた当初は、コーヒー事業で知り合った力のある実業家たちに贈り、富豪の間で知名度を高めていきました。その後契約ブドウ農家を増やし、事業は順調に拡大。なんとフランス国内市場で1位を獲得するほどに成長しました。そんなニコラ・フィアットのメゾンは近代的。

管理者提供の写真

そしてトラックやタンクの数も他のメゾンとは桁外れに巨大です。

Wanderfool44さんの投稿写真

ずらりと並ぶステンレス製のタンク。近代的な設備で徹底的に管理され、安定した味わいのシャンパンが産まれます。

Wanderfool44さんの投稿写真

その一方で、職人による管理も欠かせません。古き良き伝統と、新しい技術、それを柔軟に取り入れたことこそ、このメゾンが成功した理由です。

Wanderfool44さんの投稿写真

ほかのメゾンも素晴らしかったのですが、どうも歴史や伝統に偏りがちなように感じました。このメゾンでは、手工業を巨大産業に変える現実的で革新的な手法を見ることができました。

It felt like an inside view into the real way that the large business run their manufacturing process. The other tours were great but they focused on the history and the old techniques (smoke and mirrors) rather than the reality of how it’s done. The openness of Nicolas Feuillatte was great, and we learned more than elsewhere.Petra Sさんの口コミ

Nicolas Feuillatte

バブル評価 5 段階中 4.5
2位:チョウイリーの観光スポット6件中

G.H. マム ワイナリーLa Maison Mumm (ランス

1827年創業。世界100ヶ国以上に展開し、F1の表彰台のシャンパンファイトに使われることから、成功を祝うシャンパンとして知られています。

JJ Sさんの投稿写真

赤いリボンが巻かれたようなボトルが印象的ですが、樽にも赤いラインがあしらわれています。

Tinkerbell6067さんの投稿写真

見学ツアーはおよそ1時間15分。最後にはシャンパンのテイスティングが待っています。予約が理想ですが、空いていれば当日でも受け入れてくれるところも親切です。

Fred888さんの投稿写真

駅を出て、左にどんどん歩いて、フジタ礼拝堂を過ぎたあたりにあります。午前中のうちに予約もなく訪ねていきましたら、ちょうど英語でのツアーが始まるところで、混ぜてもらいました。セラーを見学、製法などを聞いたのち、テイスティングを3種類。美味しかったです♪Cathythetravelerさんの口コミ
駅を出て、左にどんどん歩いて、フジタ礼拝堂を過ぎたあたりにあります。午前中のうちに予約もなく訪ねていきましたら、ちょうど英語でのツアーが始まるところで、混ぜてもらいました。セラーを見学、製法などを聞いたのち、テイスティングを3種類。美味しかったです♪Cathythetravelerさんの口コミ

ヴーヴクリコ ポンサルダンVeuve Clicquot-Ponsardin (ランス)

黄色のラベルが目印の、ランスの老舗メゾン。夫を亡くした未亡人、マダム・クリコが1810年にシャンパン事業だけを切り離し展開。ロシア市場を開拓したり、市場初となるロゼを製造するなど、革新的な挑戦を続けるメゾンとして知られています。

Samantha Vさんの投稿写真

シャンパンが眠るのは、地下の貯蔵庫。この空間は、かつてローマ人が掘った回廊だそう。白い石灰が、熟成中のシャンパンに優しく降り注ぎます

Johnny_Goodeさんの投稿写真

通常の見学ツアーは2種類あり、ヴーヴ・クリコの代表的なシャンパン、イエローラベルの試飲が含まれるツアーは25ユーロ。所要時間は約1時間半。所要2時間の50ユーロのツアーでは、イエローラベルおよびプレステージ・キュヴェのラ・グランダム 2006を試飲することができます。

Meredith Wさんの投稿写真

さらにヴーヴ・クリコの世界を深く知りたいならばチーズとのマリアージュを楽しむアロマ体感コースへ。セラーの中心部の試飲スペース通常ではなかなか味わえない貴重なヴィンテージ・シャンパンと、無殺菌のチーズを味わい、シャンパンのアロマの可能性を探ります。所要時間2時間半、120ユーロ。

Jackie Oさんの投稿写真

中心部から外れたのどかな場所。1週間前には事前予約が満員だったが、行ってみたら空席があった。一番短い英語でのツアーに参加。実際のところ、フランス人よりも外国人観光客が多そう。我々の組みはスウェーデンとイタリアと日本で7名ほど。薄暗いカーブの中は冷んやりしていて、半袖ポロシャツでは寒いと思う。Sannotaniansさんの口コミ
€50/人、テイスティング2杯付きの英語ツアーを予約して行きました。1グループ約10人程にガイドさんが付き、ブランドの歴史や、シャンパンの製造工程などを説明していただきました。説明の区切りごとに、質問はないかと尋ねてくださり好印象でした。試飲2杯のうち1杯はビンテージシャンパンで、とても美味しかったです。カーブ内の見学も、テイスティングも貴重な経験となりました。Sannotaniansさんの口コミ

ティタンジェ Taittinger (ランス)

メゾンの中でも数少ない、創始者と現オーナーの名を冠するメゾン。現在は4代目となるピエール・エマニュエル・ティタンジェが、そのファミリーの精神を継承しています。シャルドネを主体とした繊細な口当たり、フレッシュな香り、口に含むとミネラル感のあるシャンパンは、世界で広く愛されています。

セラーは地下18メートルにある、13世紀に築かれた修道院の跡。地上の修道院はフランス革命で破壊されましたが、この地下室だけは残りました。1920年代、ティタンジェは、150年間放置されていたアーチ天井の納骨堂を含むこのエリアを購入し、セラーとしたのです。

pixiprolさんの投稿写真

「偉大なシャンパーニュは偉大なアートである」というのが同社のワイン造りのポリシー。ティタンジェ・アート・コレクションは、優れたシャンパンができた年にのみリリースされるため、これまでの歴史のなかでわずか12のみ。ここではそのボトルが全て展示されています。

Penelope Iさんの投稿写真

最後はもちろん試飲タイム。コストパフォーマンスが良いと評判です。

Carla Fさんの投稿写真

事前にHPから予約していきました。5種類あるテイスティングのうち、コントドシャンパーニュが2種類飲める1番高い€55のツアーにしました。Caveのツアーは比較的スタンダードな内容です。Comtes deは€120、Comtes de Roseは€160と日本の小売対比圧倒的に安く買えます。Cristalistさんの口コミ
パスの割引で通常の試飲とビンテージの試飲を€30でチケット買いました。映像説明の後地下20メートルにある昔の石切場を使った蔵巡りでした。非常に寒く温度は10度以下でしたので、上着を持参する事をお勧めします。その後いくつかの蔵巡りしましたが、此処が1番丁寧に製造の行程と歴史を説明してくれたと思いましたのでお勧めします。tomomi3さんの口コミ
言わずと知れたシャンパンの老舗。地上の施設は新しく整備されており、とても綺麗でした。地下は歴史の重みが感じられ、高価なシャンパンがずらりと並ぶさまはなんともいえない優雅な気分。お子さんなどお酒が飲めない方でも充分楽しめると思います。JPちゃんさんの口コミ

Champagne Taittinger

バブル評価 5 段階中 4.5
12位:ランスの観光スポット82件中

シャンペン ポメリーChampagnes Pommery(ランス)

1856年に創設されたポメリー。1874年、マダム・ポメリーは初めてブリュット・ナチュール(糖分を添加しない辛口のシャンパン)を発表し、世間を驚かせました。この辛口のシャンパンの登場で、シャンパンを愛飲する人口が数倍に増えた言われています。現在のメゾンは1868年に創設。55ヘクタールの庭園を持つ美しいメゾンです。

Lynda wさんの投稿写真

マダム・ポメリーの情熱は、シャンパン、そしてアートに注がれました。ミレーの名画『落穂拾い』を匿名で購入し、国へ寄贈したことは有名な話ですが、無名のアーティストたちへの支援も怠りませんでした。メゾンはその作品発表の場ともなっています。

Jan Jさんの投稿写真

そのスケールの大きさには驚きを隠せません。

Jan Jさんの投稿写真

当日グランドホテルコンチネンタルから電話で予約してもらいました。割引価格が適用されます。20人程のグループでのツアーは、アートと融合したCaveはかなり観光を意識した構成になっていて、おもしろいです。シャンパン好きでしたら、グランクリュも飲める高い方のツアーがおすすめ。Cristalistさんの口コミ
フランス語ツアーと英語ツアーがあり、英語ツアーに参加しました。caveは10℃。夏ならカーデガンぐらいあった方がいいでしょう。caveではポメリーの歴史、シャンパンの歴史などをポイントポイントで説明してくれます。必ず最後に「何か質問は?」と丁寧に聞いてくれました。見学が終わると、入場料20ユーロの人は、スタンダードなシャンパンを一杯、30ユーロの人は、スタンダード+プレミアムなシャンパンを各一杯ずつ頂けます。Hannah-cat-mamさんの口コミ

ルイナール Celliers Ruinart(ランス)

1729年にメゾンとして公式に認められたという、世界最古のメゾン。上品で華やかな味わいは「シャンパーニュの宝石」と例えられています。一貫してシャルドネにこだわり、何世紀にもわたり磨き上げられてきた伝統製法により生み出されるシャンパンは、まさにシャルドネの芸術です。

hk_asiaperalさんの投稿写真

このシャンパンは、今もランスの地下にあるガリアローマ時代の「クレイエル」( 古代の白亜質の石切り場跡)で熟成されます。この広大なセラーは1931年に、歴史的建造物の指定を受けました。

axelia cさんの投稿写真

当時となんら変わることなく熟成を重ねるシャンパンの姿に、歴史と伝統を感じます。

Nojodasrodasさんの投稿写真

個人で予約して訪れました。ランスの駅からは遠く、タクシーを使いました。
ツアーは、少人数で行われます。初めに通された部屋で簡単な説明を受けます。そして、地下セラーの見学へと続きます。英語のツアーでしたが、なかなか聞き取れなかったのが残念です。しかし、そうであっても、この地下空間は、一見の価値があります。最後にエレベーターで地上へ向かいます。試飲は、ロゼか白を選択し、ロゼは異なる年代のものを試すことができます。白は、ブラン・ド・ブランです。meijirouさんの口コミ
日本ではなかなか飲めないような貴重なロゼシャンパンの数々やビンテージ物など気に入ればお代わりOKです。グラスにたっぷり注がれる極上ルイナールを5,6杯は飲んでしまいました。日本だと軽く1万円超えるでしょう。ツアー代金は安くはないですが、シャンパン好きにはそれだけの値打ちは十二分にあると思われます。mieuxrioさんの口コミ

Celliers Ruinart

バブル評価 5 段階中 4.5
5位:ランスの観光スポット82件中

メゾンを訪れれば、シャンパンが特別なお酒だということがわかるはず。その一滴に込められた作り手の情熱、連綿と受け継がれてきた歴史を感じに、出かけてみてはいかがでしょうか。

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